PCIe 6.0に対応するSSDコントローラーをSilicon Motionが開発中

SSDにはデータの保存を担うフラッシュメモリのほかに、データの扱い方を決めるコントローラーも搭載されています。このSSDコントローラーの開発企業の1つであるSilicon Motionが、PCIe 6.0に対応するコントローラーを開発中であることが明らかになりました。
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Silicon Motion is developing a next-gen PCIe 6.0 SSD controller | Tom's Hardware
https://www.tomshardware.com/tech-industry/silicon-motion-is-developing-a-next-gen-pcie-6-0-ssd-controller
SSDのコントローラーはフラッシュメモリへのデータ書き込み方法を決定したり、データの誤り訂正処理を実行したりといった機能を担っており、コントローラーの性能によってSSDのデータ転送速度や安定性に大きな影響が出ます。Silicon MotionはすでにPCIe 5.0に対応するコントローラーを量産しており、複数のSSDに採用されています。
新たに、Silicon Motionのウォレス・C・コウCEOがChina Flash Marketの取材に応じ、PCIe 6.0対応SSD向けのコントローラーを開発中であることを明かしました。PCIe 6.0対応コントローラーの型番は「SM8466」で、4nmの半導体製造プロセスを用いて生産される予定です。
なお、PCIe 6.0の最大転送速度は256GB/sで、PCIe 5.0から倍増しています。このため、PCIe 6.0対応SSDはPCIe 5.0対応SSDと比べてデータ転送速度が大幅に高速化することが期待されています。
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2024年8月にはMicronがPCIe 6.0に対応するデータセンター向けSSDを発表しています。このMicron製SSDは毎秒26GBのデータ転送速度を備えているそうです。
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in ハードウェア, Posted by log1o_hf
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