ハードウェア

USBの新仕様「USB 3.2」は対応端末ならマルチレーン動作可能で最大速度はUSB 3.1の2倍に

by espensorvik

USB 3.0 プロモーターグループが、「USB 3.2」の仕様を発表しました。転送速度は通常のUSB 3.0よりも高速になり、最大なら10Gbps×2の転送が可能になるとのこと。USB 3.1が10Gbpsなので、単純な数字でいうと2倍の速度が出るといえます。

USB 3.0 Promoter Group Announces USB 3.2 Update | Business Wire
http://www.businesswire.com/news/home/20170725005509/en/


USBの新しい規格としては、スマートフォンやWi-Fiルーターで採用されている表裏なくケーブルが挿せる「USB Type-C」がありますが、「USB 3.2」はこれとはまた別の規格。データを複数レーンで同時に転送できる「マルチレーン動作」に対応していて、5Gbps×2レーン、あるいは10Gbps×2レーンの転送が可能です。

マルチレーン動作にはデバイス側が対応している必要もありますが、ケーブルは従来のUSB 3.0ケーブルでも毎秒2GB(16Gbps)以上の速度が出せるとのこと。

USB 3.2は現時点ではまだ最終仕様書が確立されておらず、仕様の正式リリースは2017年9月開催の「USB Developer Days North America」のイベントを経てからとなります。

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in ハードウェア, Posted by logc_nt

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