Forbesが「Googleのスパムポリシー」を理由にフリーランス記者との関係を断つ
アメリカの著名な経済雑誌であるForbesが、製品レビューカテゴリ「Forbes Vetted」で外部のライターの起用を無期限に停止する措置を取ったことが、IT系ニュースサイトのThe Vergeの取材で判明しました。背景にはサイトの評判の不正使用、いわゆる「パラサイトSEO」に対するGoogleの規制強化があります。
Forbes is cutting ties with freelance writers, citing Google spam policies - The Verge
https://www.theverge.com/2024/12/17/24322485/forbes-vetted-freelance-google-search-parasite-seo
The VergeやForbesを含む大手ニュースメディアは、フリーランスのライターを雇って書かせた記事を掲載していますが、Forbesは特に幅広い外部寄稿者を擁するメディアだといわれています。
こうしたライターの多くは、公正で綿密な報道を行う正当なジャーナリストですが、中にはForbesの評判を利用して疑わしいコンテンツを発信している寄稿者もおり、Googleはそのことに不信感を募らせている可能性があるとのこと。
Googleが特に問題視していると見られるのが、大麻グミの広告を含む悪質なアフィリエイト記事などが配信されていたという「パラサイトSEO」の問題です。
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