イーロン・マスクが再び証券取引委員会との多数の訴訟に直面する危機
X(旧Twitter)のオーナーで、テスラやSpaceXのCEOであるイーロン・マスク氏が、アメリカ証券取引委員会(SEC)から「和解を受け入れるか、それとも多数の訴訟に直面するか」の選択を求められていることを明らかにしました。
Oh Gary, how could you do this to me? 🥹 pic.twitter.com/OoooQI77ZS
— Elon Musk (@elonmusk) December 12, 2024
Elon Musk is mad at the SEC again - The Verge
https://www.theverge.com/2024/12/12/24320060/elon-musk-sec-alex-spiro-tesla-neuralink-twitter
SEC is being unfair to Elon Musk, billionaire's lawyer says • The Register
https://www.theregister.com/2024/12/13/elon_musks_lawyer_sec_letter/
Elon Musk's Lawyer Rejects SEC Twitter Probe as 'Harassment' | PCMag
https://www.pcmag.com/news/elon-musk-sends-letter-rejecting-sec-twitter-probe
Elon Musk says SEC sent 'settlement demand' after Twitter deal probe
https://www.cnbc.com/2024/12/13/elon-musk-says-sec-sent-settlement-demand-after-twitter-deal-probe.html
マスク氏は、担当弁護士であるアレックス・スピロ氏がSECのゲイリー・ゲンスラー委員長に送付した書簡のコピーとともに「おおゲイリー、どうして私にこんなことを?」と投稿しました。
スピロ氏による書簡は、FBIがマスク氏に対し、48時間以内に罰金の支払いを含む和解に合意するよう圧力をかけたというもの。FBIは、マスク氏が和解に合意しなければ、「Twitter株の売買と開示に関連して多くの訴因で起訴されることになる」と脅してきたそうです。和解に必要な金額がいくらなのかは書簡では明かされていません。
SECは、マスク氏が2022年に行ったTwitterの買収に関連して、株式の9.2%の公開を遅らせたことについて調査を行い、マスク氏に出廷を求めてきましたがマスク氏は召喚状を無視し続けてきました。このため、2023年10月に、出廷に応じなかったことについて提訴されていましたが、マスク氏は「SECによる権限の乱用である」と主張しています。
ついにイーロン・マスクがアメリカ政府から提訴される、Twitter買収による乗っ取りについて出廷を命じられていたが無視して応じなかったため - GIGAZINE
なお、ニュースサイトのCNBCによると、SECとマスク氏が和解の合意に達しなかったとしても、マスク氏が起訴されるとは限らないとのこと。この場合、SECは企業・個人に対して法的措置を講じる予定であることを知らせる「ウェルズ通知」を送り、その後、当局が起訴するかどうかを決めることになるそうです。
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