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USB給電で使えるフルHDモニター「Raspberry Pi Monitor」レビュー、ノングレア&軽量なので持ち運びオフィスワークにも便利


Raspberry Pi公式モニター「Raspberry Pi Monitor」が2024年12月9日(月)に登場しました。Raspberry Pi Monitorは15.6インチのフルHD液晶モニターで、USB給電で動作します。実物がGIGAZINE編集部に届いたので、外観を詳しく撮影したり、いろんな電源と接続して起動できるか試したりしてみました。

Raspberry Pi Monitor – Raspberry Pi
https://www.raspberrypi.com/products/raspberry-pi-monitor/

◆外観チェック
Raspberry Pi Monitorのパッケージはこんな感じ。


パッケージは宅配ピザの箱のように上方向にパカッと開きます。中にはRaspberry Pi Monitorがロゴ付きの袋に包まれた状態で入っていました。


パッケージの中にはRaspberry Pi Monitor本体のほかに電源用のUSBケーブルと説明書が入っていました。


Raspberry Pi Monitor本体の見た目はこんな感じ。液晶パネルのタイプはIPSで、大きさは15.6インチ、解像度は1920×1080ピクセル(フルHD)、最大輝度は250ニトです。また、正面下部の左右にはスピーカーが搭載されています。


背面にはボタン類とスタンドが取り付けられています。


ボタン配置は以下の通り。音量上下ボタン、明るさ上下ボタン、電源ボタンが並んでいます。


スタンドの周りにはVESA規格に対応したネジ穴が設けられています。


スタンドは無段階で調整可能。


スタンドを開くと、HDMIポート、USB Type-Cポート、ヘッドホンジャックが現れました。


スタンドを展開して自立させるとこんな感じ。


スタンドは0度~180度で無段階調整可能。鋭角に立てるとこんな感じ。


こんな感じに倒して置くこともできます。


さらに、スタンドを180度展開して水平に設置することも可能。


Raspberry Pi Monitorの重さは実測で843gでした。GIGAZINE編集部ではRaspberry PiやPC関連のレビューをするたびに「画面表示用のモニターを運ぶ」というタスクが発生するので、この軽さはかなり助かります。


◆画面を点灯
Raspberry Pi MonitorをUSB電源アダプタと接続すると、画面中央にRaspberry Piのロゴが表示されました。


同日に発売した「Raspberry Pi 500」を接続してGIGAZINEのページを表示するとこんな感じ。反射の少ないノングレア仕上げなのがうれしいポイント。また、ディスプレイの中央下部にケーブルを通してスッキリした見た目にできるのもグッドです。


IPS液晶なので、横から画面をのぞいても文字を視認できます。


上下方向の視野角も広め。


もちろん、Windows PCとも接続できます。


USB電源アダプタから電力を供給した場合、画面輝度を最大にした際の消費電力は5.1W前後でした。


Raspberry PiなどのデバイスからRaspberry Pi Monitorへ電力を供給することもできます。PCなどから電力を供給する場合、最大輝度が60%、最大音量が50%に制限されます。輝度60%でもウェブページを閲覧するには十分な明るさです。


Raspberry Pi 500からRaspberry Pi Monitorへ電力を供給した場合、輝度を60%に設定した際の消費電力は4W前後でした。


Windows PCからの電力供給も可能です。


Raspberry Pi Monitorをポータブル電源「Anker PowerHouse II 400」のUSBポートに接続すると、最大輝度100%のフルスペックで動作させられました。


Androidスマートフォン「Pixel 7」と接続すると、最大輝度60%の制限モードで動作しました。


なお、Raspberry Pi Monitorの価格は100ドル(約1万5000円)です。

・つづき
Raspberry Pi Monitorを分解して内部構造を確かめる記事を公開しました。

ラズパイのモニターの中から蟹チップ - GIGAZINE

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in レビュー,   ハードウェア, Posted by log1o_hf

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