Adobeが3D空間でアートワークを作成できるアプリ「Project Neo」のベータ版を発表、Illustratorへの出力やアニメーション出力にも対応
Adobeがウェブブラウザ上で利用できる3Dデザインアプリ「Project Neo」のベータ版を2024年10月14日(月)にリリースしました。Project Neoは3D空間内でアートワークを作成できるアプリで、3Dモデルをグリグリ動かすような感覚でアートワークを回転させたり、光源の位置を自由自在に調整したりしながら制作を進められます。また、Project Neoで作成したデータは画像やアニメーションとして出力できるほか、ベクター画像形式に変換してIllustratorで編集を続行することもできます。
Project Neo (Beta) from Adobe 3D & Immersive Labs
https://projectneo.adobe.com/
Adobe Project Neo(ベータ)とともに、新次元のクリエイティブビジョンの実現へ
https://blog.adobe.com/jp/publish/2024/10/14/cc-take-your-creative-vision-new-dimensions-with-project-neo-beta
Project Neoがどんなアプリなのかは、以下の紹介動画を再生すると一発で理解できます。
Instant Transformations with Project Neo (beta) | Adobe Creative Cloud - YouTube
Project Neoの画面はこんな感じ。左側にツールバー、中央に作成中のアートワーク、右側に編集メニューが表示されています。アートワークは複数の3D部品を組み合わせて構成されており、各部品の形状や角度を自由に調整可能です。
アートワークのスタイルは写実風の「Realistic」、イラスト風の「Expressive」、ドット絵風の「Pixel Art」の3種から選択可能。
アートワーク全体の角度を調整したり、光源の位置を変更したりすることもできます。
色も自由に編集可能。
作成したアートワークは、ベクター画像形式に変換してIllustratorに渡すこともできます。
Illustratorにデータを出力したら、後は通常のベクター画像編集と同様に編集可能です。
また、作成したアートワークは「PNG」「JPEG」「SVG」といった形式で画像として出力できるほか、MP4形式のアニメーションとして出力することもできます。
さらに、他のユーザーを招待して同時に編集作業することもできます。
Project Neoはすでにベータ版が公開されており、Adobeのアカウントがあれば無料で使用可能です。Project Neoのベータ版を使うには以下のリンクをクリック。
Project Neo (Beta) from Adobe 3D & Immersive Labs
https://projectneo.adobe.com/
Project Neoの紹介ページが開いたら画面右上の「Create」をクリック。
これで、Project Neoを使ったアートワーク作成が可能です。
また、以下のリンク先ではProject Neoで作成したアートワークの例が大量に公開されています。
projectneo.adobe.com/discover
https://projectneo.adobe.com/discover
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