レビュー

静音性が格段にアップして場所を選ばず使えるロジクールのワイヤレストラックボールマウス「ERGO M575SP」と「MX ERGO S」を使ってみた

ロジクールのワイヤレストラックボールマウス


ロジクールが2024年9月19日にワイヤレストラックボールマウスの「ERGO M575SP」と9月24日に「MX ERGO S」を発売します。2020年発売の「ERGO M575S」と2017年発売のフラッグシップモデル「MX ERGO」のアップデートモデルにあたる製品で、静音性などがアップしたとのこと。そんな「ERGO M575SP」と「MX ERGO S」をロジクールから発売前に借りられたので、実際に使用してみました。

ロジクール、トラックボールマウス市場をけん引してきた名機2製品を刷新 静音クリックの「M575SP」「MX ERGO S (MXTB2)」発売
https://press.logicool.co.jp/ja-jp/m575sp-mx-ergo-s-mxtb2-/

◆ERGO M575SP
ERGO M575SPの化粧箱はこんな感じ。本体カラーには「グラファイト」「オフホワイト」「ブラック」の3種類があり、今回レビューするのはグラファイトです。

マウスの化粧箱


箱の中にはERGO M575SP本体と取扱説明書が入っていました。

マウスの箱の中の内容物


ERGO M575SPを上から見たところ。サイズは高さ134mm×幅100mm×奥行き48mmです。

マウス前面の画像


中央にはマウスホイールと左右のクリック、縦に並んだ2つのボタン、LEDインジケーターがあります。

マウスのボタン


左側面にはトラックボールが搭載されています。

マウスの側面の画像


底面には電源スイッチとBluetoothペアリング用のボタン、トラックボール取り外し用の穴、電池用のフタ。

マウスの底面


電池用のフタを開けるとこんな感じ。ERGO M575SPは単三電池1本で駆動しますが、最初から電池が入っているため別途購入の必要はありません。また、PCとの接続に用いるUSBレシーバーも収納されています。

マウス用の電池の画像


底面の穴からペンなどでトラックボールを押すと、ボールを取り外すことが可能。

トラックボールを取り外す


トラックボールを取り外すと、搭載されたセンサーなどを確認できます。

マウスのセンサー


電池とUSBレシーバーを含んだ状態での重量は実測で155g。

マウスの重量


旧モデルの「ERGO M575S」(左)と「ERGO M575SP」(右)を並べてみるとこんな感じ。色の違いを除き、外観に変更はありません。

2つのマウスの前面を比較


底面のボタンや滑り止めの配置も同様です。

2つのマウスの底面を比較


一方で、ERGO M575SPはUnifying USBを採用していたERGO M575Sとは異なり、ロジクール独自の接続プロトコルであるLogi Boltワイヤレステクノロジーを採用していることが特徴の1つです。

2つのマウスではUSBアダプターの種類が異なる


続いてERGO M575SPを実際にPCに接続します。まずはLogi Bolt接続用のUSBレシーバーをPCに接続。

USBアダプターをPCに挿す


底面のスイッチをオンに切り替えて接続は完了です。

マウスの電源を入れる


また、ロジクール純正ソフトの「Logi Options+」をインストールすることでボタンにさまざまな機能を割り振ることなどが可能です。

Logi Options+のインストール手順や使い方については以下の記事を読むとよくわかります。

ロジクールの高機能ワイヤレスキーボード「MX KEYS S」セットアップレビュー、ボタン一発で複雑な操作ができ作業効率大幅アップ「Smart Actions」にも対応 - GIGAZINE


ERGO M575SPを持ってみるとこんな感じ。トラックボールマウスであるERGO M575SPでは、一般的なマウスと異なりトラックボールの操作でカーソル操作を行います。そのため、自然と親指がトラックボールに触れることになります。

マウスを手に持つ画像


Logi Options+を使った多彩なカスタマイズに対応しているERGO M575SPですが、もう一つの特徴が「クリック時の静音性」です。以下はERGO M575SとERGO M575SPのクリック音を比較した動画です。ロジクールによると、ERGO M575Sからクリック音が約80%抑えられたとのこと。

ロジクールのワイヤレストラックボールマウス「ERGO M575S」と「ERGO M575SP」のクリック音を比較してみた - YouTube


実際にERGO M575SとERGO M575SPのクリック音を比べてみると、「カチカチ」という比較的大きな音が響くERGO M575Sに対し、ERGO M575SPのクリック音は「ポコポコ」と静かです。そのため、カフェや図書館など静かさが求められる場所でも安心して使用することができます。また、一般的なマウスと異なりカーソルの移動のためにマウス自体を動かす必要がないため、省スペースで作業することが可能です。


ERGO M575SPは2024年9月19日発売予定で、価格は税込8470円です。なお、Amazon.co.jpでの価格は税込7700円です。

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◆MX ERGO S
MX ERGO Sの化粧箱がこんな感じ。

MX ERGO Sの化粧箱


箱の中にはMX ERGO S本体とUSBレシーバー、取扱説明書が入っていました。

MX ERGO Sの内容物


上から見るとこんな感じ。サイズは高さ132.5mm×幅99.8mm×奥行き51.4mmです。

MX ERGO Sの前面


マウスホイールと左右のクリック、2つのボタン、デバイスの切替ボタン、LEDインジケーターが搭載されています。

MX ERGO Sのボタン類


側面にはトラックボールとDPI変更用のボタン。

MX ERGO Sの側面


上部には充電用のUSB Type-Cポート。なお、USB Type-Cケーブルは同梱されないため、別途用意が必要です。また、1分間の充電で約24時間の使用が可能なほか、フル充電すると最長120日間使用可能です。

MX ERGO SのUSBポート


底面には電源スイッチのほか、マグネット式台座が取り付けられています。

MX ERGO Sの底面


台座を外すとこんな感じ。

MX ERGO Sの内部


MX ERGO Sもトラックボールを取り外すことが可能です。

MX ERGO Sのトラックボールを取り外す


マグネット式台座を含む重量は実測で261g。

MX ERGO Sの重量


旧モデルのMX ERGO(左)とMX ERGO S(右)を比較するとこんな感じ。上から見た外観に変更はありません。

MX ERGOとMX ERGO Sの前面を比較


裏面もほぼ同じです。

MX ERGOとMX ERGO Sの背面を比較


一方でMicro USBポートが搭載されていたMX ERGOに対し、MX ERGO SではUSB Type-Cポートが搭載されています。

MX ERGOとMX ERGO SのUSBポートを比較


MX ERGO SもERGO M575SPと同様、旧モデルから接続方式がLogi Boltワイヤレステクノロジーに変更されています。

MX ERGOとMX ERGO SのUSBレシーバーを比較


PCとの接続の際にはまずLogi Bolt接続用のUSBレシーバーを接続します。

MX ERGO SのUSBレシーバーをPCに挿す


底面のスイッチをオンに切り替えます。

MX ERGO Sの電源を投入


ERGO M575SPと同様、Logi Options+を使用することで搭載されたボタンにさまざまな機能を割り振ることが可能です。

MX ERGO Sでは底面のマグネット式台座の角度を0°または20°に調節することが可能です。以下は20°に設定してみた際の画像です。

MX ERGO Sの角度を調整


角度を0°に変更してみるとこんな感じ。このように、自分の手になじむ適切な角度にマウスを調節することが可能です。

MX ERGO Sの角度をなくす


また、MX ERGO Sも高い静音性が特徴で、MX ERGOと比べて約80%クリック音が減少しています。以下はMX ERGOとMX ERGO Sのクリック音を比較した動画です。

ロジクールのワイヤレストラックボールマウス「MX ERGO」と「MX ERGO S」のクリック音を比較してみた - YouTube


MX ERGO Sは2024年9月24日に発売予定で、価格は税込1万9580円です。なお、Amazon.co.jpでの価格は税込1万7800円です。

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in レビュー,   ハードウェア,   動画, Posted by log1r_ut

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