入力するとiPhoneのUIやアプリが一時的にクラッシュする4文字が発見される
特定の4文字を入力するだけでiPhoneとiPadが一時的にクラッシュする現象を、セキュリティ研究者のKonstantin氏が報告しました。
Typing these four characters could crash your iPhone | TechCrunch
https://techcrunch.com/2024/08/21/typing-these-four-characters-could-crash-your-iphone/
Konstantin氏によると、「設定」の検索バーから「""::」という文字を入力してSpotlight検索を行うと、iPhoneのホーム画面インターフェイスであるSpringboardがクラッシュし、ソフトの再起動が発生するとのこと。
この現象はiOS 17とベータ版で配信されているiOS 18で確認されているとのことで、実際に試してみました。使用しているiPhoneのiOSのバージョンは18.0 Betaで、「設定」の検索バーは一番上にあります。
「""::」を入力してみます。3文字目までは問題なく入力できました。
しかし、4文字目を入力すると「設定」アプリがクラッシュして強制終了し、ホーム画面に戻されました。
また、編集部のiPhoneでは再現できませんでしたが、IT系ニュースサイトのTechCrunchがチェックしたところ、ロック画面に戻ったり、画面が約1秒間真っ暗になったりする現象を確認できたそうです。加えて、アプリライブラリの検索バーでもクラッシュするケースを確認したとTechCrunchは報告しています。
Konstantin氏やiOSのセキュリティ研究者であるパトリック・ウォードル氏は「この文字を入力してクラッシュするバグはセキュリティ上の問題ではないようです」と述べています。
なお、TechCrunchの取材に対してAppleはコメントしていませんが、Apple関連ニュースサイトのMacRumorsは近い内にアップデートで対処されるだろうと予想しています。
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