◆1:同僚と再会する
クーパー氏によると、職場での健康とウェルビーイングを維持するには、社会的なつながりが不可欠だとのこと。そのため、連休明け初日の最初の1時間は同僚と休暇中の出来事や経験を共有する時間に充てて、同僚との社会的なつながりを取り戻すといいそうです。
◆2:仕事量を調節する
メールの受信トレイにたまった大量のメールはストレス反応の原因となるため、初日にすべて片付けようとするのは過剰な負担になるだけでなく、トラブルの元になるような返信をしてしまうことにもつながりかねません。例えば、普段はしないようなつっけんどんな対応をしてしまうと、相手からの印象が悪くなるおそれがあります。
そこでクーパー氏は、まず全部のメールにざっと目を通し、緊急性の高いものにだけマークを付けてから返信し、それ以外の件は別の日に回すことを推奨しています。
◆3:短い休みをはさむ
職場に復帰してから最初の1週間は、毎日休憩や昼休みの時間にコーヒーかお茶でほっと一息つくといいとのこと。オフィス勤務の場合は、同僚を誘って休憩したり、昼にはオフィスを出て公園などの野外で食事をとるのも気晴らしになります。
◆4:定時に帰宅して長時間労働を避ける
クーパー氏が仕事を早めに切り上げるよう推奨しているのは、テレビの前でだらだら過ごすためではなく、アクティブな時間を確保するためです。ジムに行ったり、ランニングしたり、家族や友人と外食に繰り出したりして、休暇モードを休み明けの生活に取り入れるよう、クーパー氏は呼びかけています。
◆5:あまりミーティングの予定を入れない
アメリカの心臓専門医であり、心臓病になりやすい人の特徴をまとめた「タイプA行動パターン」の提唱者であるマイヤー・フリードマンとレイ・H・ローゼンマンは、1974年の著書「TYPE A BEHAVR&YR HEART(タイプAの行動と心臓)」で、「オフィス環境にいると人は強迫的に時間管理されてしまう」と指摘しました。
このことから、クーパー氏は「職場に復帰してバリバリ仕事に取り掛かっていることを周囲にアピールするために、何度も会議するようなことはしないでください。受信トレイにあるすべてのことを48時間以内に処理しようともしないでください」と述べました。
◆6:同僚の愚痴は話半分に聞く
頻繁に不平不満をこぼし、問題が解決されないと主張する同僚は、特にストレスとは無縁の休暇から復帰したばかりのときはストレスの原因となります。そのような同僚の話は、寛容さと忍耐強さをもって耳を傾けつつも、あまり真剣に受け止めないようにするのがいいとのことです。
◆7:現実的な仕事の目標を設定する
クーパー氏は、達成不可能な期限を設定したり、不必要なアポイントをとったりするのを避け、仕事明けの最初の1週間で達成できないような仕事は丁重に断るように助言しています。
作家のスタッズ・ターケルは、高く評価されている著書「仕事(ワーキング)!」に、次のように記しています。
「働くということは、日々の糧だけでなく日々の価値を、現金だけでなく感謝を、退屈ではなく感動を求めることです。つまり、月曜日から金曜日まで死んだように過ごすのではなく、人生そのものを追求することです」
一方で、休暇は現代の職場環境のストレスから回復する絶好の機会となるので、クーパー氏は前述の7つのテクニックを活用して休暇のリフレッシュ効果が職場に戻ってからも続くようにすることをアドバイスしました。
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