Terraformのコードを読み取ってクラウド費用を推定してくれる「Infracost」にJetBrains拡張機能版が登場
コードでインフラストラクチャーを管理する「Terraform」を使用している場合に、クラウドサービスの月間の推定費用を算出してくれるツール「Infracost」がJetBrainsのマーケットプレイスに登場しました。
Infracost Plugin for JetBrains IDEs | JetBrains Marketplace
https://plugins.jetbrains.com/plugin/24761-infracost
どのように動作するのかについては下記のムービーで確認できます。
Infracost JetBrains plugin - YouTube
まず、こんな感じでTerraformのコードが書かれているとします。
設定の「Plugins」を開き、「infra」と検索するとヒットする「Infracost」を選択して「Install」をクリック。これでInfracostをインストールできました。
プラグインの再生マークのボタンを押すとTerraformのコードを読み取ってクラウドの月間推定費用を算出してくれます。
それぞれどのインスタンスがどれくらいの費用になりそうなのかを詳しく確認することが可能です。
Terraformのコード側でも費用が表示される模様。
コードを変更すると自動で費用が再計算されます。
また、開発環境・本番環境など複数の環境用の設定ファイルを作成することで環境ごとの費用も計算できるとのこと。
そのほか、CI/CDへ統合することでプルリクエストを送るたびに費用を計算するといった使い方も紹介されています。「プラグインをリリースしたばかりなのでフィードバックやバグがあればGitHubのリポジトリで報告してほしい」とのことです。
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