ハードウェア

なぜ現代の半導体工場を建設するには何兆円もの費用がかかってしまうのか


半導体は導電率を何桁も変化させて電子の流れを遮断したり許可したりすることができる材料であり、PCをはじめあらゆる電子機器の作成に必要です。何十年もの技術発展のなかで半導体のコストやサイズは低下しているものの、逆に半導体の製造工場のコストは数兆円レベルまで跳ね上がっています。

How to Build a $20 Billion Semiconductor Fab
https://www.construction-physics.com/p/how-to-build-a-20-billion-semiconductor


半導体工場の平均建設コストは1970年代には3100万ドル(約48億円)だったものの、2020年頃になると200億ドル(約3兆円)規模の工場が次々と建設されるようになりました。

By IFP

こうした建設コストが向上した理由は半導体の製造プロセスにあります。コンピューターのチップの断面図は下図のとおり、何層もの階層構造になっています。


この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
半導体技術がどれだけの進化を遂げているのかが一目でよくわかる「Inside the miracle of modern chip manufacturing」 - GIGAZINE

世界の半導体産業はたった1つの工場に依存している - GIGAZINE

熊本での日の丸半導体の再建を海外メディアはどう伝えているのか? - GIGAZINE

TSMCがアメリカ政府から1兆円の資金調達に成功してアリゾナ州に3番目の半導体工場を建設することを発表 - GIGAZINE

TSMCが1.6nm世代の半導体製造プロセス「A16」を2026年中に量産開始すると発表 - GIGAZINE

in ハードウェア,   無料メンバー, Posted by log1d_ts

You can read the machine translated English article here.