「AI写真コンテスト」で「人間が撮影した本物の写真」が入賞する珍事が発生
写真コンテスト「1839 Awards」が「AIで生成した画像を審査対象とする部門」を用意した結果、AI生成画像と偽って投稿された「人間が撮影した本物の写真」が入賞してしまう事態が発生しました。
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Real photo wins AI image competition
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1839 Awardsはプロとアマチュアによる写真の投稿を受けつける写真コンテストで、最優秀賞の受賞者には3000ドル(約47万円)の賞金が用意されていたほか、部門別の入賞者にも国際的なメディアへの露出やギャラリーでの展示が約束されていました。
1839 Awardsでは「動物の写真」「自然の写真」「航空写真」「ヌード写真」「建築写真」など多様な部門が用意されており、中には「AIで生成した画像」を審査対象とする部門も設置されていました。写真家のマイルズ・アストレイ氏は、1839 AwardsのAI生成画像部門に「カメラで撮影した本物の写真」を投稿。その結果、審査員による銅賞と一般参加者による投票賞をダブル受賞することとなりました。
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