ターミナルの文字列出力にかっこいいエフェクトを追加できるライブラリ「TerminalTextEffects」

「TerminalTextEffects」はターミナルの味気ない文字列出力にさまざまなかっこいいエフェクトを追加してくれるライブラリです。ライブラリとしてアプリに追加するほか、単体のアプリとしても使用可能とのことなので、実際にターミナルにかっこいいエフェクトを追加してみました。

TerminalTextEffects Docs
https://chrisbuilds.github.io/terminaltexteffects/

TerminalTextEffectsを使用するにはPythonおよびpipxが必要です。今回は標準でPythonがインストールされているUbuntu 22.04を使用しますが、その他の環境にて新たにPythonをインストールする必要がある場合は公式サイトからPythonをダウンロードしてインストールしてください。

pipxのインストールを行います。まずは下記のコマンドでパッケージを最新の内容に更新します。

sudo apt update
sudo apt upgrade -y

続いて下記のコマンドでpipxをインストール。

sudo apt install python3-pip pipx -y

そして下記のコマンドでTerminalTextEffectsをインストールし、Pathを通します。

pipx install terminaltexteffects
pipx ensurepath

Pathの更新を反映するためにターミナルを再起動すれば準備完了です。システム情報を出力してくれるツールの「screenFetch」を使用して、下記のコマンドでかっこいいエフェクトを試してみます。

screenfetch -N | tte slide --merge

上のコマンドで実行される「Slide」エフェクトはこんな感じ。

ターミナルの文字列出力にかっこいいエフェクトを追加できるライブラリ「TerminalTextEffects」で「Slide」エフェクトを使ってみた - YouTube

その他のエフェクトも試してみます。「screenfetch -N | tte beams」とコマンドを入力して「Beams」エフェクトを出す様子は以下の通り。

ターミナルの文字列出力にかっこいいエフェクトを追加できるライブラリ「TerminalTextEffects」で「Beams」エフェクトを使ってみた - YouTube

「screenfetch -N | tte binarypath」コマンドで「Binarypath」エフェクトを出す様子は以下の通りです。

ターミナルの文字列出力にかっこいいエフェクトを追加できるライブラリ「TerminalTextEffects」で「Binarypath」エフェクトを使ってみた - YouTube

上記のエフェクトを含め、記事作成時点では合計31個のエフェクトが存在しており、それぞれがどんなエフェクトなのかについては「Effects Showroom」ページで確認可能です。

TerminalTextEffectsはエンジニアが集うニュースサイト「Hacker News」でも取り上げられており、多くのコメントを集めていますが、そのトップコメントは「これはスゲぇ！……頼むから絶対に本番環境では使わないでくれよ」という念押しのメッセージとなっていました。

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