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AppleがiPhone 15シリーズのバッテリーはフル充電サイクルを従来の2倍繰り返しても容量最大80%を維持できると発表


Appleが2023年9月に発売されたiPhone 15シリーズのバッテリーについて、従来のiPhoneバッテリーで設定されている2倍の回数フル充電サイクルを繰り返しても、新品時と比較してバッテリー容量を最大80%維持できるように設計されていると発表しました。

Apple says iPhone 15 batteries have a longer lifespan than initially thought - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2024/02/20/iphone-15-battery-lifescyle-span/


Appleは自社製品のバッテリーに対して厳格なルールを採用しており、例えばiPhoneのバッテリーは「フル充電サイクルを500回繰り返した時に、本来の容量の最大80%を維持できるように設計されています。」と、Appleの公式サイト上に記載されています。なお、バッテリー容量が新品時と比較してどの程度まで低下しているのかは、「設定」アプリを開いて「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」の順にタップするとチェック可能です。

バッテリー - サービスとリサイクル - Apple(日本)
https://www.apple.com/jp/batteries/service-and-recycling/


Appleは独自のハードウェア保証サービスであるAppleCare+において、バッテリー容量が最大80%未満になった場合に無料でバッテリーを交換するとしています。そのため、バッテリー容量が最大80%を下回るか否かは非常に重要な要素です。

上記の通り、iPhone 14シリーズまでは「フル充電サイクルを500回繰り返しても」バッテリー容量が最大80%を維持できるとしていました。

新たに、Appleは9to5Macに対して「iPhone 15シリーズはフル充電サイクルを1000回繰り返しても、本来の容量の最大80%を維持できるように設計されている」と語り、iPhone 15シリーズのバッテリーは従来の2倍のフル充電サイクルに耐えられることを明かしています。


Appleによるとテストは一般的な使用例を表す特定の状況下で行われており、バッテリーの充放電を1000回繰り返してもバッテリーの最大容量80%を維持することができたそうです。これについて、Appleは「長年にわたってバッテリーコンポーネントと電源管理システムを継続的にアップデートしてきたおかげ」と説明しています。

Appleによると、1000回のフル充電サイクルに耐えられるのはiPhone 15、iPhone 15 Plus、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxのみ。ただし、Appleはその他のiPhoneモデルについてもバッテリー寿命について調査中だそうです。

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in モバイル,   ハードウェア, Posted by logu_ii

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