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Amazonのドアカムブランド「Ring」が警察による令状なしの映像要求機能を一部廃止することを発表


ドアカム・セキュリティカメラのRingが提供するソーシャルサービス「Neighbors」において展開されていた、警察が令状なしに映像の提供を要求できる機能「Request for Assistance(RFA)」が廃止されることがわかりました。

Ring Announces New Neighbors App Features, Sunsets Request for Assistance Post - The Ring Blog
https://blog.ring.com/about-ring/ring-announces-new-neighbors-app-features-sunsets-request-for-assistance-post/


Victory! Ring Announces It Will No Longer Facilitate Police Requests for Footage from Users | Electronic Frontier Foundation
https://www.eff.org/deeplinks/2024/01/ring-announces-it-will-no-longer-facilitate-police-requests-footage-users

Ring steps back from sharing video with police — mostly - The Verge
https://www.theverge.com/2024/1/24/24049165/ring-police-neighbors-app-clips-search-warrant

Neighborsは近所の犯罪や自然災害について匿名で語り合うことができるサービスで、たとえば近所で空き巣が発生した場合に同じ地域の人へ警告を発したり、迷子犬についての目撃情報をRing製品で撮影した映像とともに提供したりすることができます。ここで投稿された映像は、投稿主が明示的に許可している場合のみ、警察などの法執行機関が自由に閲覧することができます。

ここで問題視されたのが、犯罪の証拠となり得る映像の提供を警察がユーザーに直接求めることができたRFA機能でした。この機能があったことにより、警察は令状なしに映像を自発的に共有するようユーザーに要求することが可能でした。


今後は、RFA機能が廃止され、警察は映像提供を要求する行為を公開しなければならなくなりました。ただし、警察が「緊急事態」と判断した場合、具体的には誘拐や殺人未遂など死や深刻な身体的傷害の危険が差し迫っている場合は、これまで通り令状なしでユーザーの同意なく映像が警察の手に渡るそうです。

Ringは長年、法執行機関との関係についての批判に直面してきており、2022年には令状およびユーザーの同意なしに提供された映像が11本あったことが伝えられ、警察やRingがどのように「緊急」と判断したのかについての透明性が確保されていないなどの問題も浮上しました。

Amazonが顧客の監視カメラの映像をユーザーの許可も令状も無しに開示 - GIGAZINE


令状なしの映像引き渡しに反対する立場をとる電子フロンティア財団は「我々は、令状やユーザーの同意なしに映像を渡す場合、果たしてそれが緊急事態なのか、そうでないかを判断する警察およびRingの能力について、まだ深く懐疑的である」と指摘。今回のRFA廃止はプライバシー保護への戦いの勝利だと位置づけつつ、ユーザーの許可なく映像が渡ってしまう可能性がまだあることから、戦いは終わっていないと付け加えました。

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in ネットサービス,   ハードウェア, Posted by log1p_kr

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