アニメーションを見ながらQTEでキャラクターを助ける往年の名作ゲーム3本を収録した「タイトー LDゲームコレクション」

2023年12月14日にタイトーがリリースしたNintendo Switch用ソフト「タイトー LDゲームコレクション」は、1980年代ごろにゲームセンターなどで主流となったレーザーディスク(LD)ゲームの名作タイトル3本をHDリマスターして収録しています。収録しているゲームはタイトーがLDゲームとして出した「タイムギャル」「宇宙戦艦ヤマト」「忍者ハヤテ」となっており、往年のLDゲームの雰囲気やアニメーションを楽しむことができます。
タイトーLDゲームコレクション|株式会社タイトー
https://www.taito.co.jp/taitoldgamecollection/
タイトー LDゲーム コレクション紹介PV - YouTube

「タイトー LDゲームコレクション」を購入すると、Nintendo Switchに3つのゲームが追加されました。

まずは「タイムギャル」を遊んでみます。

ボタンを押したらメニューが表示されました。「ARCADE」を選択。

オープニングムービーが流れます。タイムマシンを強奪して逃亡する大悪党・ルーダ。

ルーダを追って、歴史保安警察の「タイムギャル」ことレイカがさまざまな時代を駆け巡ります。

実際にプレイしている様子は、以下のムービーを見るとよくわかります。
1985年のレーザーディスクゲームをHDリマスターした「タイトー LDゲームコレクション」の「タイムギャル」を遊んでみた - YouTube

氷河期に降り立ったレイカは、マンモスに追いかけられてしまいます。アニメーションの中に突然矢印が表示されたので、そちらの方向にスティックを入力。

すると、うまいことよけることができました。このように、いわゆるQTEを繰り返してアニメーションを進めていくゲームとなっています。QTEが出るタイミングはアニメーションをじっくり見ていればわずかに予想が付きますが、スティックやボタンの入力時間がかなり短いため、ノーミスで進めるのはかなり難しいです。

スティックを入力したりボタンを押したりするQTEのほか、タイムギャルには「タイムストップ」というイベントがあります。以下の画像のように、10秒間アニメーションが止まり、その間に3つの選択肢からどの動きをするか選ぶというもの。選択肢は常に1つだけが正解で残りの2つを選ぶと即アウト。どの選択肢を選ぶべきかのヒントはほとんどないため、こちらもノーミスで進めるのはかなり難しいポイント。ただ、正解の選択肢は固定のため、リトライを繰り返して覚えながら進めていくことはできます。

QTEの入力に失敗するとレイカがやられてしまいます。失敗するとステージをやり直しになりますが、失敗時のレイカのリアクションもシーンごとのバリエーションがあるため、見どころのひとつです。

失敗すると右下の「GAL」の数字が減り、ここが0になった状態で失敗するとゲームオーバー。ただし、スコアは減少しますが、繰り返しリトライすることは可能なため、根気があればアニメーションを先に進めていくことはできます。

ゲームオーバーになると名前を入力してスコアを記録。

ステージをクリアすると5000ボーナスポイントをゲットして、次の時代にワープします。ステージは全部で16あり、紀元前1~7000万年の古代が5ステージ、紀元後から現代(2000年)までが5ステージ、2000年以降から4000年までの未来が6ステージとなっています。なお、セーブやロードなどはありません。

メニューの「TRAINING」からは、クリアしたステージを個別に選択できます。

また、「MOVIE THEATER」ではクリアしたステージをプレイ無しで見ることができます。以下の画像では、川を流れている木が光っており、通常プレイだと光に向かってスティックを下に入力しなければ失敗となってしまいますが、MOVIE THEATERでは何も入力しなくてもアニメーションが先に進みます。

また、「CONFIGURATION」からは残機の数を変更したり言語設定をしたりできるほか、難易度を1から5に調整できます。試しに一番難しい「5」に変更。

難易度を上げて「タイムギャル」をプレイしたらどうなるかは以下のムービーを見るとわかります。
LDゲームをNintendo SwitchにHDリマスターした「タイムギャル」の難易度を上げたら難しすぎた - YouTube

難易度を上げると、QTEの際に矢印が表示されなくなります。以下の画像では、レイカの上にある木のつるが黄色く光っているため、スティックを上に入力する必要があります。

また以下の画像では、レイカの腰にあるホルスターが光っているため、ボタンを押して光線銃を発射しなくてはいけません。このように、高難易度だと「何を入力すればよいのか」が表示されないため、記憶しながら進めないとほぼ不可能な難しさになりました。

次に、「宇宙戦艦ヤマト」をプレイしてみます。元は1985年に発売されたアーケードゲームです。

メニューの内容は「タイムギャル」と同じ。「ARCADE」を選択してゲーム開始。

「宇宙戦艦ヤマト」をプレイしてみたムービーは以下。
QTEでヤマトを操作する1985年のゲーム「宇宙戦艦ヤマト」のHDリマスターを遊んでみた - YouTube

おなじみの音楽と共に発進するヤマト。

沖田十三が作戦を告げます。

突然のQTEが表示されるので、下にスティックを入力。

スティックの入力に失敗して、ヤマトが岩場に激突してしまいました。

船内は大ダメージ。

ただ、左下の残機は減ったものの、リトライやゲームオーバーにはならず進行しました。「宇宙戦艦ヤマト」では、ワープ目標を「冥王星空域」「宇宙空洞」「アクエリアス」「要塞(ようさい)ウルク」から選んで、それぞれのステージを攻略します。ここではアクエリアスを選択。

ミサイルで攻撃されるので、ボタンを押して迎撃します。「宇宙戦艦ヤマト」では、「タイムギャル」と同じようなQTEの他、シューティングのような要素が比較的多くなっています。

ゲームオーバーになるとヤマトが大破してしまいます。

「宇宙戦艦ヤマト」でも、クリア済みのステージはトレーニングで個別に遊べたり、アニメーションだけ見返したりすることができます。

最後に、タイトーが1984年にLDゲーム第1弾としてリリースした「忍者ハヤテ」を遊んでみます。「忍者ハヤテ」もメニューは「ARCADE」「TRAINING」「MOVIE THEATER」「MANUAL」「CONFIGURATION」の5個。「ARCADE」を選んでゲームを開始します。

「忍者ハヤテ」のゲーム内容については以下のムービーを見るとよくわかります。
1984年にタイトーが出したLDゲーム第1弾「忍者ハヤテ」のHDリマスター版をNintendo Switchで遊んでみた - YouTube

さらわれてしまった姫を助けるため、悪の忍者軍団が構える城に侵入したハヤテ。

「ACTION」と表示されたので、矢印の方向にスティックを入力します。忍者ハヤテは上下左右と斜め4方向の合計8方向とボタン入力が求められます。

QTEを駆使して、城にしかけられたトラップを回避。

また、城では強力な敵も待ち構えています。敵とのバトルもスティックとボタンによるQTEのみで進行。

入力に失敗したらハヤテはチリとなって消えてしまいます。

忍者ハヤテは全部で18シーンあり、そのうち15シーンから6シーンがランダムで選ばれるのに加えて、終盤の3シーンが固定で入った合計9ステージをクリアしていく形となっています。そのため、「CONFIGURATION」からは、シーンが選ばれるパターンを選択して遊ぶこともできます。

また、「3ミススキップ機能」をONにすると、3回同じところで失敗したらストーリーを先に進めることができるため、「アニメーションの先が気になるけど難しくて進められない」というような場合には「CONFIGURATION」から設定可能です。

「タイトー LDゲームコレクション」は通常版が定価税込9680円、グッズ屋サウンドトラックなどさまざまな特典が付いた特装版は定価1万9580円です。また、「タイムギャル」「宇宙戦艦ヤマト」「忍者ハヤテ」はダウンロード版のみ単体でも購入可能で、それぞれ税込4180円です。
タイトーLDゲームコレクション|株式会社タイトー
https://www.taito.co.jp/taitoldgamecollection/

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