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OpenAIのCEOにサム・アルトマンが復帰し取締役会のメンバーも刷新

by TechCrunch

ここ数日にわたってIT業界を騒がせてきた、AI開発企業・OpenAIの創業者サム・アルトマン氏の処遇を巡る問題で、OpenAIは一度は退任したサム・アルトマン氏のCEOへの復帰を発表しました。取締役会のメンバーも入れ替わっています。


サム・アルトマン氏は2023年11月17日、OpenAIのCEOを退任し退社しました。

この退社劇は、取締役会による事実上の解任であり、社内や投資家から強い反発が起き、アルトマン氏を復帰させようとする動きが発生しました。しかし話し合いの結果、アルトマン氏の復帰はないことに決まり、Twitchの創業者であるエメット・シア氏が暫定CEOに就任。

OpenAIへのサム・アルトマン復帰はなく暫定CEOに元Twitchのエメット・シア - GIGAZINE


一方で、Microsoftがアルトマン氏らを受け入れることを表明しました。

Microsoftがサム・アルトマンら元OpenAIメンバーの入社を発表 - GIGAZINE

by Johannes Marliem

しかし状況は落ち着かず、OpenAIの従業員の9割が「アルトマン氏の復帰と取締役全員の辞任がなければ新会社に行く」という書簡に署名する事態になっていました。

OpenAIの従業員9割が「サム・アルトマン復帰と取締役全員の辞任」を要求し辞めなければ新会社に行くと脅迫、対立相手とされるイルヤ・サツキヴァーもアルトマン派に転身 - GIGAZINE


今回、アルトマン氏が復帰するにあたって、取締役会の新メンバーとして発表されたのは元Salesforceのブレット・テイラー氏、元財務長官のラリー・サマーズ氏、Quoraの共同創業者で従来から取締役だったアダム・ダンジェロ氏。

なお、騒動の原因は、取締役会メンバーだったヘレン・トナー氏がOpenAIに批判的な論文を発表し、アルトマン氏が不快感を抱いたことにあったという指摘がありますが、このことに関して明確な説明はないため、詳細は不明です。

OpenAIのサム・アルトマンCEO解任騒動は会社に批判的な論文を書いた取締役会メンバーを追い出そうとしたことが原因か - GIGAZINE

by TechCrunch

アルトマン氏が退任したのに合わせてOpenAIの社長を辞任したグレッグ・ブロックマン氏は、OpenAIに復帰した様子を投稿しています。


アルトマン氏は、OpenAI公式アカウントの投稿に絵文字で返信。


その後、OpenAIに戻る喜びを語っています。

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in メモ, Posted by logc_nt

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