弾丸が鉄板に命中する様子を超スローモーションで撮影した動画、弾丸が花火のように飛び散る

数々のスローモーション動画を撮影してきたThe Slow Mo Guysが、「鉄板に弾丸が命中する様子」を最新のハイスピードカメラで撮影して公開しています。

Bullets vs Steel at 800,000 FPS - The Slow Mo Guys - YouTube


2009年、弾丸が鉄板に命中する様子を撮影したスローモーション動画が公開されました。モノクロの動画ではあったものの、当時としては珍しい100万fpsという超スローモーションで撮影された動画であったため、この動画は記事作成時点で1500万回以上再生されるほど人気を集めています。この動画にインスピレーションを受けたというThe Slow Mo Guysが、最新のハイスピードカメラであるPhantom TMX 7510を使い、フルカラーで「弾丸が鋼鉄製の板に命中する様子」を撮影しています。

まずは、スタンダードな9x19mmパラベラム弾を使用して、アルミニウム製のべーキングトレイを銃撃。

通常の動画撮影だと一瞬でベーキングトレイに穴が空きました。

この様子をPhantom TMX 7510でも撮影。

まずは8万2000fpsで撮影したスローモーション動画。弾丸がトレイにぶつかる直前の様子。

トレイがまるで液体かのように弾丸を吸収していきます。

きれいな円形の穴が空き、穴を中心にトレイ上に波紋が広がりました。この様子を見ながら「池の水しぶきのようだ！」とThe Slow Mo Guys。

アップで見ると、トレイを弾丸が貫通する瞬間は以下の通り。

以下は、トレイの裏側を40万fpsで撮影したスローモーション動画。トレイがぷっくり盛り上がります。

弾頭がにょきっと顔を出しました。

弾丸の出てきた場所では、トレイがミルククラウンのように変形しています。

続いて0.5インチ(約1.27cm)の厚さの鉄板に9x19mmパラベラム弾を撃ちこみます。

弾丸の衝突した場所には弾丸の飛沫跡が残っていました。

衝突の瞬間を8万2000fpsのスローモーション動画で撮影。弾丸が鉄板に衝突して破裂し、花火のようにきれいに飛び散ります。

The Slow Mo Guysも「ただの破片になってしまった！」と驚きの声を上げました。

弾丸が鉄板に衝突した瞬間には、火花が発生していました。

弾丸の先っぽ部分をよく見ると6つの切れ込みのようなものが入っており、この隙間から火花が漏れているようです。

続いて40万fpsで撮影したスローモーション動画。

弾丸が鉄板に衝突。

破裂

弾丸が粉々に砕けながら花火のように破片が飛び散ります。

80万fpsで撮影したモノクロのスローモーション動画だとこんな感じ。

12万fpsで撮影したスローモーション動画。鉄板にめり込みながら砕けていく弾丸の様子。

粉々に。

着弾部分で弾頭の底面らしきものが跳ね返っているように見えます。

次は弾頭がより長いフルメタルジャケット弾をライフルで射撃。

すると9x19mmパラベラム弾をものともしなかった鉄板を見事に貫通しました。

さらに、たまたま後ろにあったアルミニウム製の看板に貫通したライフル弾がぶつかっていました。ただしこちらの看板を貫通する威力はなかった模様。

ライフル弾が鉄板を貫通する様子は以下の通り。着弾した瞬間。

前方に大きく煙が噴出。

大量の金属片が飛び散ります。

その後、鉄板の後方からも金属片が飛び散りました。

アップで見ると着弾の瞬間に火花が発生しています。

着弾すると大量の煙が発生して弾頭が見えなくなりました。

大量の金属片が飛び散ります。

ライフルで銃撃した瞬間。

鉄板にぶつかる前のライフル弾の弾速は秒速885メートルほど。

鉄板に衝突。

鉄板にめり込みながら弾速は急激に落ちていきます。

秒速145メートルまで落ちると鉄板の奥側が膨れ上がり始めます。

貫通

弾速は秒速145メートル以下には落ちませんでした。

鉄板を裏側から観察。

着弾部分の裏側が、ぷっくりふくらみます。

貫通

矢印部分にあるのが弾頭の一部。

さらに分厚い鉄板を銃撃します。

鉄板は着弾時の衝撃で倒れてしまいました。

12万5000fpsで着弾の瞬間をチェック。

フルメタルジャケット弾でも鉄板表面で破裂。

黒い煙が円形に広がります。

着弾地点には弾頭の一部が残っているのが確認できます。

アップで見るとこんな感じ。

着弾の瞬間に火花が散ります。

黒い煙が広がり、弾頭がどうなっているのかほとんど視認不可能な状況。

着弾地点に弾頭の一部が残っていることは確認できます。

煙が広がっていくと煙の中に弾頭の破片も確認できました。