レビュー

無料でいろいろなLinuxディストリビューションをブラウザ上でインストールせずに試せる「DistroSea」


Linuxには様々なディストリビューションが存在しており、何を使用するかによって使用感は大きく異なります。メジャーなディストリビューションであれば多くの情報に触れることができますが、そうでなければ実際に動作している様子を確認してみる必要があります。「DistroSea」はいろいろなLinuxディストリビューションを実際に起動して試すことのできるサービスであり、インストールせずにブラウザ上で動作させることができるのが特徴です。

Test Linux distros online - DistroSea
https://distrosea.com/


DistroSeaのトップ画面を開き、手始めに先頭にあったAerynOSを起動してみます。画面右上に「Login」ボタンがありますが今回はログインなしでAerynOSのロゴが表示されたボタンをクリックします。


起動できるバージョンは二つのようです。新しい方をクリックし先に進みます。


先に待機中の人が8人おり待ち時間は1分程度とのこと。Cloudflare Turnstileの表示が「成功しました!」になると「Start AerynOS」のボタンが有効になるのでクリックします。


ボタンの表示が「Waiting in Queue」となり待機キューに加わりました。操作中に待機中の人が1人増えており待ち時間は2分になっていました。英語圏からのアクセスが多いため、英語圏が深夜でアクセスが少なくなる時間帯を狙うと待ち時間を少なくできそうです。


ボタンの表示が「Continue」となり待機キューから抜け出したので、「Continue」ボタンをクリックします。


AerynOSのブートが始まります。


起動した様子。


試しにFirefoxとターミナルを起動してみました。OS側でシャットダウン操作を行うとDistroSeaに戻ります。


画面左側に隠しUIっぽいものが見えるのでクリックしてみます。


隠れていたボタンが表示されました。ボタンは以下の通り。

Move/Drag viewport:ビューポートの移動・ドラッグ(設定で「Clip to window」を有効化している場合のみ表示、かつ「Scaling mode」がNoneの場合のみ有効)
Full screen:全画面表示
Settings:設定
Disconnect:切断しDistroSeaのオフライン画面に戻る


「設定」ボタンをクリックすると以下の設定項目が表示されます。

Enable Audio:音声を有効化
Clip to window:ウィンドウのサイズに合わせて画面を切り取るかどうか
Scaling mode:スケーリングモード(None・Local scaling・Remote resizingから選択)
Advanced:追加の設定項目を表示する


「Advanced」を有効化すると以下の設定項目が表示されます。

Quality:ストリーミングの品質
Compression level:ストリーミングのデータ圧縮レベル


次はログインしてみます。画面右上の「Login」ボタンをクリックするとログイン画面がポップアップ表示されます。「Continue with Patreon」ボタンと「Googleでログイン」ボタンがありますが、今回は無料で利用したいのでGoogleのOAuth認証を使用してログインします。ただ、ログインしても特に非ログイン状態との違いは感じませんでした。


DistroSeaのトップ画面を下にスクロールするといくつかのディストリビューションには「Popular」とタグが付けられていました。タグ付きのディストリビューションからLinux Mintをクリックしてみました。


Linux Mintは多くのバージョンが実行可能でした。記事作成時点の最新であるバージョン22.3のCinnamonをクリックします。


待機キューは4人で待ち時間は1分程度でした。早速待機キューに加わります。


起動完了、人によっては見慣れたLinux Mintの画面です。


ところで、DistroSeaのトップ画面をスクロール中に気になるものが目に入りました。HaikuはそもそもLinuxではないのでは……?


Haikuを起動してみます。おそらくこれぞDistroSeaの正しい使い方です。


Haikuが起動しました。いろいろと触ってみましたが、他のOSよりも動作が重く感じたので、快適に操作するには設定画面での調整が必要かもしれません。


最後に、待機キューの状況を表示している箇所の下に気になるリンクがあったのでクリックしてみました。


有料課金への誘導でした。待機キューに並ばなくてもよくなるなどの各種メリットがあるようなので、ヘビーユーザーなら検討する価値があるかもしれません。


DistroSeaはブラウザ上で様々なLinuxディストリビューション(やHaiku)を無料かつ手軽に試すことのできるサービスであることが確認できました。Linuxを導入したいけれど何をインストールすればいいかで悩んでいる方や様々なディストリビューションをあれこれ触ってみたい興味津々な方は、是非DistroSeaを利用してみてください。

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