Xで返信可能なユーザーを認証済みアカウントのみに制限する機能が誕生
X(旧Twitter)が、投稿へ返信できるユーザーを認証済みアカウントのみに制限する新しい機能を導入しました。この機能は誰でも有効化することができます。
X’s new control lets only verified accounts reply to a post | TechCrunch
https://techcrunch.com/2023/10/09/xs-new-control-lets-only-verified-accounts-reply-to-a-post/
X Marks the Spot: Verified-Only Replies Could Revolutionize Social Media Conversations | BigTechWire
https://www.bigtechwire.com/2023/10/09/x-marks-the-spot-verified-only-replies-could-revolutionize-social-media-conversations/
これまでのXでは、投稿に返信できるアカウントを「自分がフォローしているアカウント」または「自分が@を付けて言及したアカウント」のいずれかに制限することが可能でした。今回、このふたつの選択肢に加え、新たに「認証済みアカウントのみが返信可能」という選択肢が用意されました。
Xはサブスクリプションサービスの「X Premium」を展開していて、これに加入すれば誰でも認証済みアカウントになることが可能です。非加入でありながらXが公式に認証済みとみなしているアカウントも存在します。
返信を認証済みアカウントのみに制限するという機能は、X Premiumへの加入・非加入を問わず誰でも利用できます。Xオーナーのイーロン・マスク氏は機能導入にあたり「これはスパムボット対策に非常に役に立つはずです」とコメントしています。
This should help a lot with spam bots https://t.co/OYgsYD6QUz
— Elon Musk (@elonmusk) October 10, 2023
影響力のあるアカウントがこの機能を有効にすることでより洗練された空間を構築できるとされていますが、現状では認証済みアカウントの中にもボットのような活動をしているものが多数見受けられるため、たとえ認証済みアカウントだけが集まる空間が構築されたとしても、ボットが完全に消え去る可能性は低いと考えられます。
Xはサブスクリプションの特典のひとつとして「会話や検索での優先順位を向上する」という機能を提供し、認証済みアカウントを目立たせています。返信を認証済みアカウントのみに制限する新しい機能により、認証済みアカウントが注目される機会が増加します。
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