ソフトウェア

Microsoft Teamsが2倍高速になりメモリ消費量は半分に


Microsoft製ミーティングアプリ「Teams」は多くの企業や組織で用いられていますが、「動作が遅い」「メモリ消費量が多すぎる」といった不満を抱いてる人も多いはず。2023年10月5日(木)に正式リリースされたTeamsアプリの新バージョンでは起動時間や動作速度が高速化したほか、メモリ消費量が従来の半分に減ったことがアピールされています。

Announcing general availability of the new Microsoft Teams app for Windows and Mac - Microsoft Community Hub
https://techcommunity.microsoft.com/t5/microsoft-teams-blog/announcing-general-availability-of-the-new-microsoft-teams-app/ba-p/3934603

New Microsoft Teams Performance Benchmark - Gigaom
https://gigaom.com/report/new-microsoft-teams-performance-benchmark/

MicrosoftはTeamsのデスクトップアプリの機能向上に取り組んでおり、2023年3月にはアプリの設計を根本から見直して動作速度やメモリ消費を改善した刷新版Teamsアプリをテスト公開していました。

そして、2023年10月5日(木)には刷新版Teamsアプリの正式リリースが発表されました。刷新版への移行は今後数カ月以内に自動的に適用される予定で、今すぐ刷新版を使いたい場合は画面左上のトグルスイッチから刷新版へ切り替えることも可能です。


調査会社Gigaomが2023年3月に公開した旧版Teamsと刷新版Teamsの性能比較結果が以下。アプリの起動時間は「低スペックPC(Low-End)」「一般的なPC(General Perpose)」「高スペックPC(High-End)」のすべてで刷新版Teams(緑)の方が短くなっています。


ミーティングの参加にかかる時間を測定した結果が以下。刷新版Teamsでは参加にかかる時間が大幅に短縮されています。


ミーティングを実施していない状態でのメモリ消費量の測定結果が以下。刷新版TeamsはすべてのPCでメモリ消費量が減少しており、低スペックPC上ではメモリ消費量が旧版Teamsの半分以下に減少しています。


1対1のや3対3でのミーティングを実施した際のメモリ消費量が以下。いずれの条件でも刷新版Teamsアプリの方がメモリ消費量が少ない結果となりました。MicrosoftはGigaomの調査結果を受けて「刷新版Teamsは動作が2倍高速になりメモリ消費量は半減した」とアピールしています。


なお、刷新版Teamsは動作速度やメモリ消費が改善しただけでなく、「複数の職場のアカウントで同時ログインする機能」や「アシスタントAI『Copilot』とチャットする機能」も追加されています。


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in ソフトウェア, Posted by log1o_hf

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