有名チーズブランドのスライスチーズが「窒息の危険あり」としてリコール

日本でもチーズの定番メーカーのひとつとして知られているKraft Heinzのスライスチーズが、「窒息の危険あり」としてリコール対象となりました。

The Kraft Heinz Company - Kraft Heinz issues voluntary recall of select Kraft Singles American Processed Cheese Slices
https://news.kraftheinzcompany.com/press-releases-details/2023/Kraft-Heinz-issues-voluntary-recall-of-select-Kraft-Singles-American-Processed-Cheese-Slices/default.aspx

Kraft recalls 84,000 cases of American cheese slices over choking hazard – NBC Chicago
https://www.nbcchicago.com/news/business/money-report/kraft-recalls-84000-cases-of-american-cheese-slices-over-choking-hazard/3232425/

アメリカの食品メーカーであるKraft Heinzが、顧客がプラスチック包装の破片で窒息したため、同社のシングルチーズスライスをリコールすると発表しました。Kraft Heinzによると、リコールの対象となるチーズスライスは約8万3800点にもおよぶ模様です。

Kraft Heinzによると、同社の包装機のひとつで一時的な問題が発生し、スライスチーズを包むプラスチック包装をはがした後でもチーズにフィルムが残る可能性があるとしています。フィルムがついたままのスライスチーズを食べてしまった場合、不快感や吐き気、窒息の危険を引き起こす可能性があるとのこと。

問題のスライスチーズを購入したという消費者から複数の苦情が寄せられた後、問題が発覚。この問題に関する苦情の中には窒息などの苦情6件も含まれているそうです。ただし、これに関する怪我や重大な健康上の問題は報告されていないとのこと。

窒息の危険が生じるのは、以下のKraft Heinz製スライスプロセスチーズのみです。

Kraft Heinzは影響を受けた製品の包装を担当していた包装機を修理し、他のすべての加工機械を徹底的に検査しています。当該商品を購入した消費者は、購入店舗での返品・交換を受けることが可能。

なお、2023年7月には食品スーパーチェーンのトレーダー・ジョーズが、アーモンド・ウィンドミル・クッキー、ダーク・チョコレート・チャンク、アーモンド・クッキーに石が含まれている可能性があるとしてリコールを実施しました。