サイエンス

チーズには麻薬並の中毒性があることが研究により判明

By Robert Couse-Baker

単体で食べてもピザやハンバーグなどにトッピングしてもおいしい万能乳製品が「チーズ」です。トローリとろけるチーズにやみつきになる人も多いかと思いますが、実際にチーズには「麻薬並みの中毒性」があることが研究により明らかになっています。

Which foods may be addictive? The roles of processing, fat content, and glycemic load. - PubMed - NCBI
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25692302

Cheese is addictive as drugs, study finds - Telegraph
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/northamerica/usa/11949643/Cheese-is-addictive-as-drugs-study-finds.html


ミシガン大学とアメリカ国立医学図書館の研究により、加工度の高い食べ物には中毒性があり、食物依存症を引き起こすことが明らかになりました。また、特にピザは依存症を引き起こしやすい食べ物であり、ピザ好きの多くが「チーズ中毒」になっていることも判明しています。

By British Mum

研究では食物依存症に関する調査が行われており、500人の被験者に食物依存症テストの「Yale Food Addiction Scale」を実施し、被験者が食物依存症の条件を満たしているかどうかを調査。この結果、一部の被験者が食物依存症の条件を完全に満たしており、大多数の被験者も何かしらの食べ物に対して「食べたい」という願望を抱いている、もしくは「食べ出すと止まらない」食べ物がある、と回答していることが明らかになりました。

その後、35種類の食べ物を用意して依存度を調査したところ、最も依存症が起こりやすい食べ物がピザでした。なお、トップ9は以下の通りで、加工度の高い食べ物が依存症を起こしやすい食べ物として軒並みトップ10にランクイン。なお、チーズは10位で、天然の食べ物である野菜やフルーツなどは19位以下にランクインしています。なお、1~35位までにどんな食べ物が並んでいるのかはここから見られます。


また、研究ではチーズが特に食物依存症を引き起こしやすいとしており、これは高度に加工された食べ物であるという点の他、脂肪の多い食べ物であり、乳製品に含まれるたんぱく質の一種である「カゼイン」が含まれているからでもある、とのこと。カゼインは体内で消化中に「カソモルフィン」という麻薬成分と同じ効果を持つ物質を生成し、脳に幸福感や高揚感をもたらします。つまり、チーズを食べると脳が幸せに感じてしまうため中毒になってしまう、というわけです。

By David Goehring

なお、カゼインはチーズ以外の乳製品にも含まれており、牛乳にも多く含まれているのですが、チーズが特に依存症を起こしやすい理由は、加工のプロセスで牛乳などとは比較にならないくらい多くのカゼインが濃縮されるからだそうです。

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in サイエンス,   , Posted by logu_ii