取材

「2023びわ湖大花火大会」は目隠しフェンス&無料エリア縮小で混雑を解消できたのか現地の混雑状況を徹底レポート


2023びわ湖大花火大会」では混雑による事故防止を名目として有料観覧エリアを囲むように目隠しフェンスが設置されました。目隠しフェンスによって本当に混雑を解消できるのか気になったので、朝から夜にかけてイベント会場周辺の混雑状況を追ってみました。

びわ湖大花火大会
https://www.biwako-visitors.jp/hanabi/

前提知識として、「2023びわ湖大花火大会」の実行委員会は目隠しフェンスについて「目隠しフェンスは観覧客が道路上で花火を見るため、立ち止まったり座り込んだりして滞留してしまうことにより、人の密度が高まって事故が発生することなどを防止するために設置しています」と説明しています。


◆10時~11時
午前中は、大津駅と会場を結ぶ中央大通りすらまったく混雑していません。


目隠しフェンスの周囲もほとんど無人。


びわ湖ホール周辺には「びわ湖ホール湖岸ゾーン 一般エリア」の入場整理券を受け取る列ができていました。


無料観覧エリアも人はまばらで、まだ場所が残っていました。


◆14時半~15時
14時半頃に大津駅に行ってみると、駅員が臨時きっぷ売り場を設置していました。


交通規制用の柵の準備も始まっています。


中央大通りにも人が増えてきました。


◆16時半~18時
16時半に大津駅へ再度向かうと、かなり混雑し始めていました。


混雑しているといっても、係員がうまく誘導しているので身動きが取れなくなることはありません。


大津駅を出て中央大通りに到達すると、人が拡散して混雑は解消されました。


17時になると交通規制用の柵が道に設置されます。


これで車が中央大通りに入れないようになりました。


人がどんどん増えてきましたが、道幅を大きく使えるのでそこまで混雑していません。


踏切周辺には人がたまりやすいですが、係員がうまく誘導しています。


警察や複数社の警備員が誘導に参加していました。


消防車も登場。


有料観覧席の入口はチケット確認のためかかなり混雑していました。


無料観覧エリアにも続々と人が集まってきます。まだ人が入るスペースはありますが、「ごみ箱の横」など条件の悪いスペースしか残っていません。


自動販売機がありましたが、お茶やポカリスエットは売り切れていました。


◆19時~19時半
花火打ち上げ開始は19時半ですが、19時には無料観覧エリアのスペースはほぼ完全に埋まりました。


道路もかなり混雑しています。ただし、先に進めないような混雑は発生していません。


びわ湖ホールの横には目隠しフェンスが設置されていない場所があり、多くの人が座り込んで場所を確保していました。


琵琶湖文化館の東側の目隠しフェンスが設置されていないエリアにも人だかりができています。


◆19時半~20時半
花火の打ち上げが始まると、多くの人が立ち止まって目隠しフェンスごしに花火を鑑賞し始めました。それでも係員の「移動するスペースを空けてください」の声に応える人が多く、先に進めなくなることはありませんでした。


打ち上げ中は一方通行になっている場所もあり、人がスムーズに流れています。


目隠しフェンスの隙間から花火を撮影しようとする人もいましたが、道にはスペースができています。


打ち上げ中なのに人がほとんどいないエリアもありました。


目隠しフェンスは少なくとも「混雑を解消する」という目的は達成できたようです。

・つづき
目隠しフェンス越しに花火を鑑賞可能なのか確かめる記事を公開しました。

目隠しフェンスが設置された「2023びわ湖大花火大会」で無料の観客は花火を楽しめるのか現地取材してきた - GIGAZINE

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in 取材, Posted by log1o_hf

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