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OpenAIが「GPT-5」の商標登録を出願していたと判明


大規模言語モデル「GPT-4」を開発するOpenAIがアメリカ特許商標庁(USPTO)に「GPT-5」の商標登録を出願していたことが、USPTOのデータベースから判明しました。

Trademark Status & Document Retrieval
https://tsdr.uspto.gov/#caseNumber=98089548&caseType=SERIAL_NO&searchType=statusSearch


OpenAI’s Trademark Application Hints at GPT-5’s Arrival | Metaverse Post
https://mpost.io/openais-trademark-application-hints-at-gpt-5s-arrival/


USPTOのデータベースによると商標出願は2023年7月18日で、データベースに登録されたのが2023年8月1日でした。出願者はOpenAIで、「言語モデルを使用するためのダウンロード可能なコンピュータープログラム及びダウンロード可能なソフトウェア」「人間の音声及びテキストを人工的に生成するためのダウンロード可能なコンピュータープログラム及びダウンロード可能なソフトウェア」「自然言語処理・生成・理解・分析のためのダウンロード可能なコンピュータープログラム及びダウンロード可能なソフトウェア」などで申請されました。


OpenAIが記事作成時点で公開している大規模言語モデル・GPTの最新バージョンがGPT-4で、GPT-5については発表されていません。OpenAIのサム・アルトマンCEOは2023年4月に「OpenAIはGPT-5のトレーニングを行っていない」と述べ、GPT-4を超える強力なAIの開発を急ピッチで進めるリスクについて懸念を表明しています。

一方、起業家のSiqi Chen氏は「2023年12月に学習を完了する予定で、OpenAIはGPT-5が汎用(はんよう)人工知能(AGI)を達成することを期待しているようです」と述べています。


Chen氏は上記のポスト内容があくまでも伝聞であるとしているため、その信ぴょう性は定かではありませんが、もしGPT-5がAGIと呼ばれる水準に達しているのであれば、複雑な認知タスクを自動化することでAIの生産性が大幅に向上することも期待できます。

IT系ニュースサイトのMetaverse Postは、「商標の出願書類にはGPT-5を開発していることが確認できるような内容はありません。OpenAIが将来的により高度な大規模言語モデルの開発を計画していてもおかしくありませんが、今回の商標出願の主な目的は『GPT-5』という名前を他者が使用できないようにするためである可能性があります」とコメントしました。

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in ソフトウェア, Posted by log1i_yk

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