ハードウェア

ChatGPTやLiDARセンサーを搭載した家庭用ロボット犬「Unitree Go2」が発売される、価格は約22万円から


中国のロボット開発メーカーUnitreeが、ボストン・ダイナミクスの「Spot」ライクの四足歩行ロボット「Unitree Go2」を販売することを発表しました。7万5000ドル(約1060万円)のSpotに対して、ChatGPTやリモートセンシング技術が搭載されたUnitree Go2の価格はわずか1600ドル(約22万円)からです。

Robot Dog Go2 - Intelligent New Species - Unitree
https://www.unitree.com/en/go2/


This LiDAR-equipped, 30-pound robot dog can be yours for $1,600 | Ars Technica
https://arstechnica.com/gadgets/2023/07/this-lidar-equipped-30-pound-robot-dog-can-be-yours-for-1600/

Unitreeが発表した最新の四足歩行ロボット「Unitree Go2」のサイズは、全長27インチ(約68cm)で高さが16インチ(約40cm)、重さは33ポンド(約15kg)です。Unitree Go2にはカメラやLEDライト、また、頭に当たる部分には、「LIDARセンサー」と呼ばれるレーザー照射を行うことで対象までの距離やその性質を分析する、リモートセンシング技術が搭載されています。

Unitree Go2には12個のモーターが内蔵され、あらゆる路面や起伏に富んだ地形で動作することが可能で、「お手」や「お座り」「ジャンプ」「逆立ち」「宙返り」などさまざまな芸やトリックを行うことが可能です。


Unitree Go2が実際に歩行、トリックを行う様子が以下の動画で確認できます。

Introducing Unitree Go2 - Quadruped Robot of Embodied AI from $1600 - YouTube


Unitree Go2は専用アプリとの通信用のWi-Fi機能やBluetooth機能、約1~2時間動作する8000mAhの内蔵バッテリーなどが搭載されています。


専用アプリとの連携を行うことで、Unitree Go2が実際に見ている風景や、スキャンして得られた情報をもとに描画されるマップなどを確認することもできます。


また、Unitree Go2にはChatGPTが統合されており、一例では、飼い主がUnitree Go2に対して「握手をしてください」と頼むと、ChatGPTがその方法を検索した後、自動で動作コードを生成して、飼い主との握手を実行することが示されています。


Unitree Go2には「AIR」「PRO」「EDU」の3モデルが用意されており、最高速度が「AIR」は毎秒2.5m、「PRO」は毎秒3.5m、「EDU」が毎秒3.7mと異なるほか、「PRO」と「EDU」には8コアのハイパフォーマンスCPUが搭載されているなど、モデルによって性能が異なります。それぞれの価格は「AIR」が1600ドル(約22万円)、「PRO」が2800ドル(約40万円)、「EDU」は要相談です。Unitree Go2は、Unitreeの公式ページから予約受付中です。

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in ハードウェア,   動画, Posted by log1r_ut

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