ロボット掃除機史上最小級コンパクトサイズで静音なのに強力吸引やモップがけにゴミ収集ベースまでてんこ盛り「SwitchBotロボット掃除機K10+」を使ってみたレビュー
「日本人にとっての使いやすさ」を追及したロボット掃除機「SwitchBotロボット掃除機K10+」が、2023年7月9日(日)からAmazonプライムデー先行セールにて20%オフで登場します。「SwitchBotロボット掃除機 S1」から50%小型化したコンパクトボディに、70日間ゴミ捨て不要な大容量ゴミ収集ベースや独自技術の静音性能、ベースでのゴミ吸引のタイミングを自在に決められる「おやすみモード」などさまざまな機能を詰め込んだロボット掃除機の進化を確かめるべく使い倒してみました。
Amazon.co.jp: SwitchBot: SwitchBotロボット掃除機
https://switchbot.vip/3CRiv2D
・目次
◆1:開封
◆2:外観チェック
◆3:セットアップ
◆4:実際に使って「SwitchBotロボット掃除機K10+」のコンパクトさを実感してみた
◆5:テストで「SwitchBotロボット掃除機K10+」の静音性を徹底検証
◆6:気になる吸引力をチェック
◆7:市販のお掃除シートが使える水拭きモード
◆8:吸引時間を選べる「おやすみモード」
◆1:開封
「SwitchBotロボット掃除機K10+」はこんな感じの箱に入っていました。
箱を開けて内容物のチェックをしていきます。まず、これがロボット掃除機の本体です。
本体に装着するためのサイドブラシふたつ。本体に取り付けるのはひとつなので、もうひとつは予備です。
取扱説明書、クイックガイド、SNSアカウントやサポートセンターの連絡先などが記載されたサポートカード。
そして、これがゴミ収集ベースです。
ゴミ収集ベースの天面には、中に専用お掃除シートなどが収納されていることが記載されたシールが貼られています。
シールを剥がして中を見てみます。
専用お掃除シートなどが入った袋を取り出すとこんな感じ。紙パックと小型メンテナンスツールがセットされています。
天面の裏側には本体で水拭きをする際に専用お掃除シートなどを取り付けるモップ取付パッドがついていました。
モップ取引パッドには、専用お掃除シートのほかに市販のお掃除シートを取り付けることも可能です。
小型メンテナンスツールは、ブラシについた糸くずを切ったり、溝にたまったほこりを取ったりするのに使います。
ゴミ収集ベースに入っていた袋の中身は専用お掃除シート(30枚入り)。
ゴミ収集ベースに取り付ける紙パックの予備。
後述するフィルターの予備です。
◆2:外観チェック
続いて、外観からわかる「SwitchBotロボット掃除機K10+」の特徴をチェックしていきます。ロボット掃除機の前面はバンパーになっており、バンパーの正面と向かって左側のサイドにはセンサーがついています。
もう片方のサイドにセンサーはありません。
天面の張り出した部分にはレーザーセンサーが搭載されています。その手前のボタンは充電ボタンと清掃ボタンです。
天面のパネルは着脱可能です。
パネルの下には電源スイッチがありました。
本体の両側面には排気口があります。
背面にはダストボックスが収納されています。
ダストボックスは、天面を外して取っ手を引っ張り上げることで取り外すことができます。
基本的にゴミはゴミ収集ベースが回収してくれますが、ダストボックスの前面をパカッと開けて直接ゴミを捨てることも可能です。
ダストボックスの背面にはフィルターが格納されています。
フィルターは取り出してお手入れしたり交換したりできます。
本体をひっくり返して裏面を確認していきます。
前輪は360度回転します。
前輪の横にサイドブラシをセット。
メインブラシは取り外すことが可能です。
これがメインブラシです。
「SwitchBotロボット掃除機K10+」の最大の特徴は、幅24.8cm×高さ9.2cmのコンパクトさです。
幅34cm×高さ9.5cmの「SwitchBotロボット掃除機 S1」を左に、「SwitchBotロボット掃除機K10+」を右に置いて見比べたのが以下。
重ねると差がよくわかります。
ゴミ収集ベースのサイズは幅22cm×奥行き16cm×高さ32cm。
ゴミ収集ベースの前面には、ゴミ収集口と充電用接続部があります。
左側面には排気口があります。
右側面にも凹凸がありますが、排気口はありません。
背面には電源コードが収納されています。コードの長さは約140cmでした。
◆3:セットアップ
続いて、「SwitchBotロボット掃除機K10+」を使うべく準備を進めていきます。まず、SwitchBotアプリをスマートフォンにインストールします。
SwitchBot - Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.theswitchbot.switchbot
「SwitchBot」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/switchbot/id1087374760
今回はiPhone 14にインストールするため、上記の配布ページにアクセスして「入手」をタップ。
「インストール」をタップ。
インストールが終わるのを待って「開く」をタップ。
アプリの説明が表示されるので、左にスワイプして画面を送ります。
もう1回スワイプ。
もう1回スワイプ。
「はじめる」をタップ。
アプリ権限許可が求められるので「許可へ」をタップします。
まずBluetoothから。「OK」をタップします。
次に位置情報の使用許可が求められるので「Appの使用中は許可」をタップ。
通知も「許可」をタップします。
「OK」をタップ。
次に、ログインするため「オートメーション」から「まずログインしてください」をタップします。
SwitchBotアカウントのIDとパスワードを入力して「ログイン」をタップします。
続いて、「SwitchBotロボット掃除機K10+」をスマートフォンと連携させるため「ホーム」に戻って「デバイスを追加」をタップ。
「SwitchBotロボット掃除機K10+」をタップします。
以下の画面が表示されたら一度スマートフォンを置きます。
ゴミ収集ベースを設置します。ゴミ収集ベースの左右0.5m、前1.5mは壁や家具から離しておく必要があります。
本体天面のパネルを外して電源スイッチを以下のように右へスライドさせます。
本体をゴミ収集ベースにセットすると電源が入ります。
次に、「充電ボタン」と「清掃ボタン」を同時押ししてペアリングモードにします。
ここまでの作業が終わったらスマートフォンに戻って「次へ」をタップ。
「次へ」をタップ。
スマートフォンが接続しているWi-FiのSSIDを選択し、パスワードを入力して「次へ」をタップ。
「接続」をタップ。
「使用する準備ができました」をタップします。
任意で「名称」と「ルーム」を設定します。今回は特に変更せず「次へ」をタップしました。
使用ガイドが表示されるので「次へ」をタップ。
「次へ」をタップ。
「次へ」をタップ。
「おやすみ期間」については後で詳しく見るので、ここでは特に変更せず「完了」をタップ。これで使う準備が整いました。
ホーム画面に戻ると、「ロボット掃除機K10+」が追加されているのでタップします。
すると、清掃の開始や停止、ゴミ収集ベースへの帰還が指示できます。さらに、赤枠で囲われた「操作設定」をタップするとより詳細な情報が確認できます。
以下が「ロボット掃除機K10+」の詳細画面です。「清掃」ボタンをタップすると清掃とマッピングが開始されます。
◆4:実際に使って「SwitchBotロボット掃除機K10+」のコンパクトさを実感してみた
以下の動画を見ると、「SwitchBotロボット掃除機K10+」が掃除をしているところを見ることができます。
日本の住宅に最適化された「SwitchBotロボット掃除機K10+」を使ってみた - YouTube
「SwitchBotロボット掃除機K10+」は、椅子や机の脚がたくさんある部屋の掃除もスムーズにこなしてくれました。
さらに、「SwitchBotロボット掃除機K10+」のコンパクトさを実感するため、家具と家具の隙間を想定した狭いスペースを作ってみました。隙間の広さはちょうど30cmです。まず「SwitchBotロボット掃除機 S1」で試してみましたが、幅が34cmあるのでつっかえてしまって掃除ができません。
一方、幅が24.8cmの「SwitchBotロボット掃除機K10+」なら難なく入り込んで清掃し、回れ右して出てくることができました。
面積82平方メートルの会議室を掃除させたところ55分で完了し、自動的にゴミ収集ベースに戻りました。
◆5:テストで「SwitchBotロボット掃除機K10+」の静音性を徹底検証
「SwitchBotロボット掃除機K10+」のもうひとつの強みは、静音性と吸引力を両立している点で、必要に応じて4つのモードを選ぶことができます。
そこで、「SwitchBotロボット掃除機K10+」と「SwitchBotロボット掃除機 S1」を比較する2種類のテストを実施して、どれくらい静かなのかを検証することにしました。
最初のテストでは、4つのモードで動作する「SwitchBotロボット掃除機K10+」と「SwitchBotロボット掃除機 S1」のピーク時の運転音を比較するため、ロボット掃除機をその場で回転させて、音が最も大きくなった10秒間の音の大きさを測定しました。ロボット掃除機と測定器までの距離は約1mです。
「SwitchBotロボット掃除機K10+」のピーク時の運転音を既存モデルと比較 - YouTube
「SwitchBotロボット掃除機 S1」の静音モードはだいたい50~55デシベルでした。
これに対し、「SwitchBotロボット掃除機K10+」は55~60デシベルでした。「SwitchBotロボット掃除機K10+」が清掃している際はほとんど音が気にならなかったので、「SwitchBotロボット掃除機 S1」の静音モードより音が少し大きいのは意外な結果でした。なお、念のため両機種の右回転と左回転の音を聞き比べてみましたが、旋回する方向で音の大きさが変わるということはありませんでした。
順次比較していきます。「SwitchBotロボット掃除機 S1」の標準モードは55デシベル前後。
「SwitchBotロボット掃除機K10+」の標準モードは57~60デシベル。
「SwitchBotロボット掃除機 S1」のパワーモードは57~60デシベル。
「SwitchBotロボット掃除機K10+」のパワーモードも57~60デシベル。
「SwitchBotロボット掃除機 S1」のMAXモードは60~62デシベル。
「SwitchBotロボット掃除機K10+」のMAXモードは60~63デシベル。
まとめると、両機種とも静音モードが最もピーク時の動作音が小さく、標準モードとパワーモードは同程度、MAXモードが最大で、パワーモードを除けば「SwitchBotロボット掃除機K10+」の方が若干音が大きめでした。
続いて、ロボット掃除機の動作の大半を占める移動しながらの清掃で音を比較してみました。
「SwitchBotロボット掃除機K10+」が移動中の音を既存モデルと比較 - YouTube
画面右の同じ場所からスタートさせ、ちょうど床の線にさしかかったタイミングでの音をチェックしています。まず「SwitchBotロボット掃除機 S1」の静音モードは54.6デシベル。
「SwitchBotロボット掃除機K10+」の静音モードは48.6デシベル。
「SwitchBotロボット掃除機 S1」の標準モードは55.7デシベル。
「SwitchBotロボット掃除機K10+」の標準モードは49.4デシベル。
「SwitchBotロボット掃除機 S1」のパワーモードは57.8デシベル。
「SwitchBotロボット掃除機K10+」のパワーモードは48.8デシベル。
「SwitchBotロボット掃除機 S1」のMAXモードは59.4デシベル。
「SwitchBotロボット掃除機K10+」のMAXモードは47.9デシベル。
まとめると、「SwitchBotロボット掃除機 S1」は静音~MAXまで徐々に音が大きくなるのに対して、「SwitchBotロボット掃除機K10+」はモードにかかわらず48デシベル前後でした。この2つのテストにより、「SwitchBotロボット掃除機K10+」はスタート時や方向転換直後の音を抑えつつ、必要に応じて強力に吸引することで、静音性と吸引力の両立を図っていることがわかりました。
◆6:気になる吸引力をチェック
実際に吸引力を試すべく、床にビーズの山を作ってからそこを通らせてみました。まずは吸引力が2700Paの「SwitchBotロボット掃除機 S1」でテストします。吸引力は「標準」としました。
結果は以下の通り。サイドブラシで散らされてしまった分もありますが、通った後がはっきりわかるほどきちんと吸引できています。
そして、吸引力が2500Paの「SwitchBotロボット掃除機K10+」でテストしたのが以下。吸引力は「標準」です。「SwitchBotロボット掃除機 S1」と同様に通った後のビーズがきれいになくなっており、ダストボックスにもビーズが詰まっているのが見えます。仕様上の吸引力は若干落ちていますが、実際の掃除への影響は小さいと言えます。
◆7:市販のお掃除シートが使える水拭きモード
「SwitchBotロボット掃除機K10+」は、コンパクトながら水拭きも可能。しかも、専用のお掃除シートだけでなく市販のものも使えるとのことなので、市販のお掃除シート4種類を買ってきて確認することにしました。
最初は、花王の「クイックルワイパー 立体吸着ウエットシート」を試してみます。シートの大きさは205mm×285mmです。
セットするには、まずシートの上にモップ取付パッドをシートの上にのせ、パッドの爪にシートを差し込みます。
両側を差し込むとこんな感じ。
次に、パッドを包むようにして上の部分を折ります。
最後に、パッドを「SwitchBotロボット掃除機K10+」のメインブラシの上からかぶせるように取り付ければOK。
ひっくり返すとこんな感じ。
少しはみ出しているのが気になりましたが、問題なく水拭きできました。
モップ取付パッドを本体に取り付けると、以下のように自動的に水拭きモードになって吸引モードのボタンがグレーアウトします。メインブラシの上からモップ取付パッドを装着することからもわかるとおり、「SwitchBotロボット掃除機K10+」は吸引モードと水拭きモードを自動で切り替えることはできないため、水拭きをさせる時は手動でパッドとシートを取り付ける必要があります。
しっかりと水拭きできているか確かめるためにひっくり返してみると、ほんの数分間の試走でシートが黒くなっていました。
余っている部分が家具などに引っかからないか気になる場合は、はさみで切るとよさげです。
次に、レック株式会社の「水の激落ち 超厚 ウェットシート」を使用してみます。サイズは205mm×285mmです。
今回は、あらかじめ上の方を折ってみました。
ロボット掃除機にセットするとこんな感じ。
はみ出すことなくぴったり取り付けることができました。
続いて、昭和紙工の「フローリング用3層ウェットシート」をセットしてみます。サイズは210mm×280mmです。
横幅がかなり余ったので、横を折ります。
パッドにセットします。
パッドを本体に装着。はみ出す部分は少なめですが、折ったためお掃除シート部分が少し厚めになりました。
そこで、試しに水拭きをしてみたところ、問題なくスムーズに清掃できました。
市販のお掃除シートで最後に試したのは、ひとつ前のものと同じく昭和紙工の「くらしWelcia 手応えが違う!ぶ厚い3層ウェットシート」という製品。サイズは210mm×280mmです。
メーカーとサイズが同じだったので、1つ前の「フローリング用3層ウェットシート」と同様に取り付けることができました。
最後に、専用のお掃除シートを取り付けてみます。
専用だけあってサイズがぴったりなのはもちろん、モップ取付パッドにある爪を出すための穴も開いています。
そのおかげで、取り付けが一番簡単でした。
水拭きが可能なロボット掃除機の場合、汚れたモップを洗うのが面倒なケースがあります。一方、「SwitchBotロボット掃除機K10+」は使い捨てのお掃除シートを使用するので、汚れたら洗わずに捨てられるのが大きなメリット。取り付けに多少手間がかかること以外は市販のお掃除シートでも問題ありませんが、シートが後ろに大きくはみ出すと本体がゴミ収集ベースに戻れず充電できなくなるので、その点のみ注意が必要です。
◆8:吸引時間を選べる「おやすみモード」
これはアプリの機能なので「SwitchBotロボット掃除機K10+」の独自機能ではありませんが、どうしても音が発生してしまうゴミ収集ベースでのゴミ吸引時間を設定する機能「おやすみモード」を使うと、より騒音を気にせず使えるようになります。使うには、まず右上にある歯車のボタンをタップします。
「おやすみ期間を設定」を選択。
「追加」をタップ。
開始時刻と終了時刻を設定して「確認」をタップします。
「保存」をタップすれば設定完了です。
これを設定しておくと、その間はゴミ収集ベースでゴミを吸引しないほか、音声案内も行いません。そのため、夜中に大きな音を出すのが近所迷惑にならないか気になる場合や小さな子どもがいる家庭で使う際などに重宝します。
「SwitchBotロボット掃除機K10+」の発売日は2023年7月9日(日)で価格は税込5万9800円です。さらに、7月12日(水)までのAmazonプライムデー先行セールでは20%オフの税込4万7800円で注文可能なので、気になる人は早めにチェックするのがオススメです。
Amazon.co.jp: SwitchBot: SwitchBotロボット掃除機
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また、「SwitchBotロボット掃除機K10+」と連携して自宅をスマートホーム化できるSwitchBotの人気ラインナップについては以下から確認できます。
Amazon.co.jp: SwitchBot: キャンペーン情報
https://switchbot.vip/44kWUeD
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