イーロン・マスクとマーク・ザッカーバーグが拳と拳で殴り合うリアルファイトで決着をつけるかもと話題に

テスラやSpaceXのCEOであり、Twitterを買収した実業家のイーロン・マスク氏が、FacebookやInstagramを運営するMetaのマーク・ザッカーバーグCEOと「現実で拳と拳を交えるリアルファイト」を行うのではないかと、ネット上から注目を集めています。両者とも格闘技に自信を持っていると述べており、ついにテクノロジー業界の大物によるガチンコの殴り合いが見られる可能性があります。

Mark Zuckerberg agrees to Elon Musk cage match challenge - The Verge
https://www.theverge.com/2023/6/21/23769263/mark-zuckerberg-elon-musk-fight-cage-match-worldstar

Elon Musk vs Mark Zuckerberg odds: Bookies release surprise betting line for billionaire brawl - MMAmania.com
https://www.mmamania.com/2023/6/22/23770116/elon-musk-vs-mark-zuckerberg-odds-bookies-release-surprise-betting-line-billionaire-brawl-mma

きっかけになったのは、「Meta傘下のInstagramがTwitterに似たサービスとアプリを提供する予定」というニュースを、投資信託企業・IBCgroupのマリオ・ノーファルCEOがTwitterで取り上げたことでした。

すると、ノーファルCEOのツイートに対してマスク氏が反応。「気を付けてください、イーロン・マスク。ザッカーバーグ氏は柔術をやっていると聞きました」というツイートに対し、マスク氏は「彼がやるなら、私はケージマッチに参加するつもりです(笑)」と答えました。

すると、ザッカーバーグCEOはマスク氏のツイートのスクリーンショットに「居場所を送れ」というメッセージを書いて投稿しました。

マスク氏はザッカーバーグCEOの投稿に答えるように、Twitterで「ラスベガスのオクタゴン」と回答。オクタゴンとは八角形型の金網に囲まれたリングで、アメリカの人気格闘技団体・UFCのイベントが開催される場所です。

記事作成時点で51歳のマスク氏は過去のインタビューで、「私は本格的なストリートファイトに参加してきました。実際、その中ではひどく殴られることもありました。私は南アフリカ育ちです。あそこはとても暴力的な場所です」と答えており、ケンカには覚えがあると述べています。体重もザッカーバーグCEOより重いので、格闘技の階級でみると、マスク氏の方が上になりそうです。

ただし、マスク氏は「僕には『セイウチ』と呼んでいる素晴らしい技がある。相手の上に横たわり、何もしないのだ」とツイートしており、51歳になってもなおケンカの腕前は鈍っていないかどうかは不明です。

一方、記事作成時点で39歳のザッカーバーグ氏は、新型コロナウイルス感染症のパンデミック中にブラジリアン柔術を習い始めたとのこと。2023年5月にはカリフォルニア州で開催されたブラジリアンツアー大会にフェザー級で参加し、金メダルと銀メダルを獲得するほどの腕前です。

Instagramには、ブラジリアン柔術のトレーニングに励むザッカーバーグ氏のムービーもアップされており、「こうなったらイーロン・マスクと勝負だ」「イーロンに勝ち目はない」「マスク＞＞＞ザッカーバーグ」「イーロン・ザ・グレート・マスクに備えろ」「イーロンはお前の弱点を知っているぞ」など、マスク派とザッカーバーグ派のコメントが飛び交っています。

もちろん一連のやりとりがインターネットお決まりのプロレスである可能性は高いですが、IT系ニュースサイトのThe Vergeは「どちらが勝つかどうかはともかく、マスク氏VSザッカーバーグCEOの試合は史上最高に面白い試合の1つになるだろうということは誰もが同意するところでしょう。これは開催される必要があります。マスク氏、今は引き下がらないでください」と呼びかけています。

なお、さまざまな勝敗に賭けを設定するブックメーカーサイト・BetOnline.agは、すでにマスク氏とザッカーバーグCEOの戦いでブックメイクしています。オッズはマスク氏が＋300(3/1)、ザッカーバーグCEOが－500(1/5)となっており、ザッカーバーグCEOが圧倒的に有利だとみられています。