レビュー

スマホを触らなくても声ですぐにAlexaを起動できる車載ハンズフリーデバイス「Echo Auto 第2世代」レビュー


Amazonから、スマートフォンのAlexaアプリと連携してハンズフリーでAlexaを操作できる「Echo Auto 第2世代」が発売されました。スマートフォンを触れない運転中でも、手軽にAlexaを起動して音声によるアシストを受けられるEcho Auto 第2世代を実際に使ってみました。

Echo Auto 第2世代 | スマホと組み合わせて車でもAlexa


これが「Echo Auto 第2世代」のパッケージ。


内容物はEcho Auto 第2世代本体と車載電源アダプタ、3.5mm AUXケーブル、粘着カーマウント、クイックスタートガイドです。


Echo Auto 第2世代本体の全体像はこんな感じ。ケーブルの長さは約110cm。


ケーブルの一方(画像上)がスピーカーモジュール、もう片方(画像下)がマイクモジュールです。


スピーカーからはUSBケーブルが伸びています。


USBケーブルが伸びている方とは反対側の面にAUXポートが1つ。


マイクモジュールにはボタンが2つ付いています。左がAlexaを起動するアクションボタンで、右がマイクのミュートボタン。押したときの感触は堅く、カチッと音が鳴ります。


背面にあるくぼみは粘着カーマウントを付けるためのもの。


磁石が入っている粘着カーマウントがマイクモジュールにピタッとくっきます。


くっついた様子がこんな感じ。


粘着カーマウントの裏についたテープで車に貼り付けることができます。


今回は粘着カーマウントではなく、別売の送風口取り付け用Echo Autoエアベントマウントを使用。


こちらもマイクモジュールに磁石でくっつくようになっています。


実際にEcho Auto 第2世代を車に付けてみます。まずはEcho Autoエアベントマウントを送風口に装着。先端がシリコンになっており、送風口のルーバー(羽根)をググッと挟み込んでくれます。


こんな感じに装着完了。マイクモジュールをエアコンの風が当たらない位置に固定できます。


次にEcho Auto 第2世代を車と接続します。車にUSBポートがある場合はEcho Auto 第2世代をそのまま装着できますが、ない場合は車載電源アダプタで代用。車載電源アダプタに空いているUSB Type-AポートにEcho Auto 第2世代を接続します。もう一つ空いているUSB Type-Cポートはスマートフォンなどの充電に使用可能なもの。


今回使う車にはUSBポートがあったので、Echo Auto 第2世代を直接接続しました。


そのままスピーカーモジュールを固定したかったのですが、ケーブル長が約4.5cmしかないため、どうしてもスピーカーモジュールがぶらんと垂れ下がる形になってしまいました。ともかくEcho Auto 第2世代と車との接続は完了です。


ACCモードをオンにするとEcho Auto 第2世代が起動。ランプがオレンジ色に点灯します。この後すぐ、Echo Auto 第2世代がスピーカーモジュールを通じてスマートフォンと接続するよう呼びかけてきました。


次はAlexaアプリから接続設定を行います。アプリを開き、メールアドレスとパスワードを入力して「ログイン」をタップ。


「デバイス」をタップして「+」をタップ。


「デバイスを追加」をタップ。


「Amazon Echo」をタップ。


「Echo Auto」をタップ。


「運転中にセットアップしないでください」という警告が表示されるので「運転していません」をタップ。


「はい」をタップ。


「許可」をタップ。


検出されたデバイスをタップ。


「有効にする」をタップ。


「次へ」をタップ。


Alexaの音声をカーステレオで再生するには、スマートフォンとカーステレオをBluetoothまたはAUXケーブル、Android Auto(有線/無線)で接続できる環境が必要。今回はBluetoothで接続できる環境を整えているので、「Bluetooth」を選択して「次へ」をタップ。


「次へ」をタップ。


「はい」をタップ。


「アプリの使用時のみ」をタップ。


「音を再生」をタップすると、カーステレオからテスト音声が流れます。


使用用途はとりあえずすべて選択して「次へ」をタップ。


配信サービスは指定せずに「次へ」をタップ。


「ホームに戻る」をタップします。


これで設定は完了。早速Echo Auto 第2世代に呼びかけてみました。マイクモジュールに向かって声を発すると、スマートフォンのAlexaアプリが反応し、音声がカーステレオからから再生されます。

「Echo Auto 第2世代」を車に搭載して「アレクサ」と呼びかけてみた - YouTube


Echo Auto 第2世代を使うためにはEcho Auto 第2世代とスマートフォンとのBluetooth接続が必須。スマートフォンがなかったり、接続が切れたりするとEcho Auto 第2世代は機能しません。


ここで「スマートフォンでAlexaに呼びかけるのと何が違うんだ」という疑問がわきましたが、使ってみてEcho Auto 第2世代には「Alexaアプリの起動状態に関係なくAlexaを呼び出せる」という利点があると分かりました。というのも、通常、Alexaアプリは「フォアグラウンドで起動しているときのみ」音声操作を受け付けるようになっており、アプリを閉じているときは音声に反応しません。一方、Echo Auto 第2世代を接続している場合、アプリを閉じた状態や、スマートフォンの画面をロックしていた状態でも、Alexaに呼びかけることが可能です。

そのため、例えばスマートフォンがカバンやポケットの中にあるとき、スマートフォンをカーナビとして使用しているときなどに、Echo Auto 第2世代が活躍するというわけです。

「Echo Auto 第2世代」に「電話をかけて」と呼びかけてみた - YouTube


また、今回はBluetoothでカーステレオと接続しているためにAlexaの音声がカーステレオから再生されますが、もしスマートフォンと車を接続していない場合、音声はEcho Auto 第2世代ではなくスマートフォンから再生されます。このことから、Echo Auto 第2世代はスピーカーではなく、あくまで「マイク」として使うものだという印象を受けます。

iPhoneであれば画面をロックしている状態で「Hey Siri」を聞き取り、一部のAndroidデバイスであれば同じ条件で「OKグーグル」を聞き取ります。しかし、Alexaアプリにはこうした「画面ロック状態でウェイクワードを聞き取る機能」がないため、則座にスマートフォンのAlexaアプリにアクセスしたい場合はEcho Auto 第2世代のようなハンズフリーデバイスを使う必要があるというわけ。

Echo Auto 第2世代はACCモードをオンにするとすぐに起動するので、接続済みのスマートフォンが近くにありさえすれば、スマートフォンを操作することなくすぐさまAlexaを使うことができます。

車載ハンズフリーAlexaデバイス「Echo Auto 第2世代」はACCモードをオンにするとすぐに起動 - YouTube


運転中にもAlexaを使いたいというユーザーにマッチする「Echo Auto 第2世代」はAmazon.co.jpで購入可能。記事作成時点での価格は税込7980円です。

Echo Auto 第2世代 | スマホと組み合わせて車でもAlexa


今回使用したEcho Autoエアベントマウントも同じくAmazon.co.jpで購入可能で、記事作成時点での価格は税込980円です。

Amazon.co.jp: 【Echo Auto 第2世代用】Echo Autoエアベントマウント - 送風口取り付け用 : Amazonデバイス・アクセサリ

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in レビュー,   ソフトウェア,   ハードウェア,   動画, Posted by log1p_kr

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