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「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」でパラセールなしで四地方を救うとプルアが特別なセリフを言うことが明らかに、一体どうやってパラセールなしの過酷な旅を実現するのか?


ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」は大空を自由に飛び回ったり、アイテムを組み合わせて自分だけの乗り物を作ったりと、発想次第でいろいろなことを実現できるかなり自由度の高いゲームです。それでもリンクが無制限に利用可能な滑空用のアイテムであるパラセールは、「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」にとって必須アイテムと言っても過言ではないくらいに重要な装備アイテムのひとつ……のはずなのですが、まさかのパラセールなしでゲームを進めることに成功したという人物が海外掲示板のRedditに登場し話題となっています。

[TotK] If you complete the four regions without getting the paraglider, Purah has special dialogue. : zelda
https://www.reddit.com/r/zelda/comments/13vysgx/totk_if_you_complete_the_four_regions_without/


以下、「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」のゲーム序盤に関する軽度のネタバレ要素が含まれるため注意してください。

「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」では空に浮かぶ島からゲームがスタートし、その後、地上へ降りてきてから最初の目的地で前作にも登場したプルアというキャラクターに出会い、ゾーラ・ゴロン・リト・ゲルドという4つの種族が暮らす地域の調査を依頼されます。


この時、プルアから「パラセール」をもらうことが可能です。今作での冒険は前作以上に空を飛びまくることとなるため、パラセールは必須アイテムと言っても過言ではない……というか普通のプレイヤーにとっては必須アイテム以外の何物でもありません。


しかし、そんなパラセールを入手することなく四地方を救い出してしまった勇者が登場しました。これを実現したのがRedditユーザーのSicSicSicSicさんで、同氏は「パラセールを入手しないまま四地方の調査を完了するとプルアが特別な会話をしてくれます」として、以下のスクリーンショットを投稿。

「待って!あなたすでに四地方の調査を終えたって言った?」


「信じられない…」


SicSicSicSicさんはパラセールなしでの冒険について、「左右に2つの気球をつけたグライダーは、高さと距離が交互に変化することが多いです。神殿にたどり着くまでの道のりには大きな浮き岩がいくつもあるので、マシンをリフレッシュするための休憩所に使用しました」と、パラセールの代わりにグライダーと気球の組み合わせを利用したことを明かしています。


これについて、Reddit上では「どうやって風の神殿にたどり着いたの?!」「絶対的な狂人だ」といったコメントや、「開発者はスピードランナーたちが前作で試みた数々のチャレンジを見て、一部のプレイヤーが独自のプレイ方法でどれほど創造的になれるかを知ったので、このような気の利いた小ネタを用意することに決めたような気がします」というコメントもありました。

SicSicSicSicさんは海外ゲームメディア・Polygonのインタビューで、パラセールなしの冒険の詳細を明らかにしています。

Zelda: Tears of the Kingdom fan beats all four temples without a glider - Polygon
https://www.polygon.com/legend-zelda-tears-kingdom/23744018/totk-tears-of-the-kingdom-no-glider-beat-temples-regional-phenomena


SicSicSicSicさん(Chris Bruneさん)は、パラセールなしでゲームを進めた経緯を以下のように語っています。

「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」を事前情報なしでプレイしたかったので、広告などを極力避けてゲームをプレイしはじめました。そのため、今作にもパラセールが存在するのかどうかを知りませんでした。約1時間ほどプレイして時の神殿の周りを歩き回ったあと、私は今作にパラセールはないのだろうと思い始めました。その後、ゾナウ関連のアイテムとしてグライダーを発見した際、「任天堂はパラセールをグライダーに置き換えるだなんて、なんて大胆な選択なんだ」と思ったことを覚えています。


その後、インパに出会って初めてパラセールが存在することを知りました。最初の地上絵を上空から見るために気球に乗った際、インパは「地上から地上絵を調べたい場合、パラセールで降りることができる」と言うのですが、私はパラセールを持っていなかったので気球の火を消す必要がありました。

この段階で私はすでに雷の神殿と30個ほどの祠をクリアしていました。また、婚約者に「パラセールをもらうの?」と聞かれたため、「ゲームを進められなくなったらもらうよ」と言ったことを覚えています。そして、そんなことは決して起こりませんでした。


冒険で使ったグリッチや防具セット、ゾナウギアなどについて、Bruneさんは「ネタバレを避けるために最善を尽くしていたので、ゲームに関する基本的な情報もほとんど知りませんでした。何も知らない状態でゲームに挑み、友人でルームメイトのオーディと一緒に、遠くの空島へ行くためにさまざまなゾナウギアを検証するのに何時間も費やしました。私が最もよく使用したのが、グライダーに操縦桿(そうじゅうかん)と気球×2、火竜の頭×2をくっつけた乗り物です。火竜の頭と気球が高度を伸ばし、バッテリーが切れてもグライダーが飛距離を伸ばしてくれます」と語りました。


最も困難だったこととして、Bruneさんは風の神殿を挙げています。

風の神殿に向かう道中はほぼパラセール必須のような構造をしていますが、Bruneさんは前述の乗り物(グライダー×操縦桿×気球×火竜の頭)に乗り、道中に存在する浮石で都度乗り物を分解・再構築することで、ゾナウギアが消えてしまうことを防ぎながら移動を続けたそうです。

風の神殿のボスであるブリザゲイラとの戦いについては、「ボス戦は悪夢のようでした。ボス戦は空中を落下するところから始まります。そのまま落下して故意に死んだ場合、ゲームを再開する際のチェックポイントはボスの上に浮かぶ岩となり、ここからボスの弱点を弓矢で攻撃することが可能です。しかし、ボスにダメージを与えて第2フェーズに移行すると、再び空中での戦闘が始まります。ゾナウギアを使っても竜巻にぶつかると乗り物から弾き飛ばされてしまい、地面に着陸して再び上昇するということはできませんでした。そのため、私は最終的に非常にシンプルな解決策を採用しています。それは第2フェーズ開始時にスタミナを強化する薬を一気に飲み、ボスの中央付近に飛び込み、弓矢で各弱点を一気に攻撃し尽くすというものです。最終的に、キースの目玉を矢につけることで攻撃の安定性が向上しました」と解説しています。なお、Bruneさんはブリザゲイラを倒すのに約5時間を費やしたそうです。

パラセールがなければクリアできない祠がなかったかという質問に対しては、「パラセールありきで設計された祠は、私にとっては障害というよりも未解決の数学の問題のようなものでした。解決策は存在するものの、これを編み出すには積極的なブレインストーミングや受動的な反省が必要です。解決策が見つからない場合、その場を離れ、別の場所を探索している間にその解決策を頭の片隅で考え続けています」とコメント。なお、一度もクリアできなかった祠はリトの村にある「ガタキサの祠」だそうです。

「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」ではハイラルの大地のいたるところに鳥望台が存在しており、これを利用するとリンクを大空に打ち上げることができます。


この鳥望台について、Bruneさんは「パラセールがないと鳥望台にアクセスすることが困難なケースが多いため、プレイ時間がかなり経過するまでパラセールを利用できるようにするというアイデアには思い至りませんでした。一度、鳥望台の扉を開けて操作できるものがないかを調べ、空に続くシャフトを見て『塔のてっぺんへ行く必要がある』と考えたことがあります。雨が降る中、20分程かけて頂上へ向かったものの、そこにあるハッチは閉じられており操作できるものは何もありませんでした」という悲しいエピソードも披露していま。

「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」には空と地上だけでなく、地下にも広大なフィールドが広がっています。初めて地下を発見した時のことを振り返りながら、Bruneさんは「私のがんばりゲージと手持ちの装備ではかなり厳しかった」とコメント。Bruneさんは冒険の途中で発見した妖精(一度体力がゼロになっても復活できる)を地下への片道切符として使用することで地下へと踏み入ることができたと語っています。つまり、地下への大穴にパラセールなしで飛び込み、地面に激突して体力がゼロになったところで妖精に復活させてもらうことで、地下へ向かうことができたというわけです。

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in ゲーム, Posted by logu_ii

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