2023年01月05日 21時00分生き物

野生動物の笑える瞬間を激写した写真コンテスト「Comedy Widlife Photography 2022」の受賞者が決まる

東アフリカ在住の野生動物の写真家であるポール・ジョインソン・ヒックス氏が立ち上げた、野生動物の笑える瞬間を激写した写真を競い合うコンテストがComedy Widlife Photographyです。このComedy Widlife Photographyの2022年度受賞者が発表されており、動物たちのちょっぴり笑えるお茶目な姿の数々を楽しむことができます。

Comedy Widlife Photography 2022 Competition Winners :: Comedy Wildlife Photography Awards - Conservation through Competition
https://www.comedywildlifephoto.com/gallery/comedy-wildlife-2022-competition-winners.php

総合優勝：猫のような反射神経はない

photo by Jennifer Hadley(USA)

撮影者のHadleyさんは、「生後3か月のライオンの兄妹が木の上にいました。他のメスライオンは、他の木や地面にいました。子ライオンは木から降りるのに適切な場所を探して枝の上を歩き回り、遂にそこへたどり着きました。この子ライオンが木の上に登ったのは恐らく初めてだったのでしょう、上手く木から降りることができませんでした。ただし、地面に落ちたあとも子ライオンは元気で、起き上がってすぐに近くの子ライオンたちと逃げ去ってしまいました」と撮影時の様子について語っています。

なお、Hadleyさんが撮影した「猫のような反射神経はない」は、Alex Walker’s Serian Creatures of the Land Award(Alex Walker's Serianの陸の生き物賞)も受賞しています。

Spectrumの空の生き物賞：誤解を招くようなアフリカの視点2

photo by Jean Jacques Alcalay(French)

「カバがあくびをしている横で、別のカバの背中に立っているサギ」を撮影した写真。

海の生き物賞：ハイチーーーズ

photo by Arturo Telle Thiemann(Spanish)

写真を撮影したThiemannさんは、「アゾレス諸島で撮影した、カメラをのぞき込むモンガラカワハギのカップル。彼らは私を噛もうとはしなかったものの、カメラのハウジングポイントは噛まれて使い物にならなくなってしまいました……人生は難しい……。少なくとも怪我をしたのが私ではありませんでした……」と撮影時の状況を明かしています。

Affinity Photo 2ピープルズ・チョイス賞：フィンと話そう！

photo by Jennifer Hadley(USA)

この賞を受賞したのも写真家のHadleyさん。同氏によると、「この写真はフォークランド諸島で撮影されたものです。この2羽のジェンツーペンギンは浜辺でぶらぶらしていたのですが、1羽がもう片方から離れて、お小言を言っていました」とのことです。

ジュニア賞：I CU boy！

photo by Arshdeep Singh(Indian)

Singhさんは撮影時の様子を、「ある日、数百km離れた場所にある小さな町・ビカネールへ、野生動物を探しに行きました。私にとってはほぼ1年ぶりの旅行でした。ガイドを雇い周辺を探検し、旅の最終日に町にあるパイプの中でフクロウを発見しました。以前にもパイプの中に入ったフクロウを撮影したことがあったので、間違いないと思っていました。しばらく待っていると、あっという間に1羽のフクロウがパイプの中から出てきて、私を見て片目を閉じ『I CU boy！』と言いたげな表情を浮かべました。その様子がとてもおかしくてすぐに写真を撮りました」と語っています。

驚くべきインターネットポートフォリオ賞：サッカードリーム