取材

アニメ雑誌「ニュータイプ」と「ファイブスター物語」誕生の経緯をKADOKAWA・井上伸一郎氏が語ったマチ★アソビ講演まとめレポート


月刊ニュータイプの創刊や永野護さんによる漫画「ファイブスター物語」の連載に携わったKADOKAWAの井上伸一郎さんによる講演「月刊Newtypeと私のFSS」が、「マチ★アソビ vol.25」のデジタル人材発掘セミナーとして開催されました。この日、井上さんは永野さんから「何を言ってもOK」と承諾を得て来ていたということで、かなり貴重な話がいくつも飛び出したので、その内容を、ほぼ余すところなくまとめました。

マチ★アソビ
https://www.machiasobi.com/

講師を務めた株式会社KADOKAWA上級顧問・エグゼクティブフェローの井上伸一郎さん。


聞き手はNPO法人アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)監事で弁護士の桶田大介さんが務めました。


桶田大介さん(以下、桶田):
本日はたくさんの方にお越しいただきましてありがとうございます。せっかくなので、なるべく多めに質疑応答の時間を取りたいと井上さんがお考えなので、1時間ちょっとぐらいお話をして、少しゆったりと質疑応答の時間が取れればと思っております。質疑応答はこういう場ですので、お答えできることとできないことがあることをご承知いただければと思います。前置きが長くなりました、おそらく皆様であれば自己紹介はほとんど不要だとは思いますけれども、井上さん、自己紹介からよろしいでしょうか。

井上伸一郎さん(以下、井上):
はい、井上と申します。現在はKADOKAWAという会社で、上級顧問と書いてあるように顧問職をしております。割と自由な立場ということでいろいろな仕事をし始めているというところです。元々は経営者ではなく、いち雑誌編集者からキャリアをスタートして、「ニュータイプ」が始まる前の雑誌もやっていましたし、女性雑誌やマンガ雑誌をやったり、小説などの文芸もやったり、幸いなことに編集者として担当できることは大抵やることができました。あとはアニメを作ったり、実写映画を作ったりですね。これも、普通だとアニメをやる人はアニメだけしか担当しないことが多いのですが、幸いにして実写映画とか配信ドラマとか、いろいろな企画をやることができてめまぐるしい人生で……まだ終わっていないんですが(笑)、今日はその中でフォーカスしたいのは、「ニュータイプ」というアニメ雑誌と、そこに連載されている「ファイブスター物語(FSS)」という作品です。「セミナー」と書いてあってちょっとびっくりしましたけれど、普通のトークショーのつもりで気軽に話をしようと思っていて、ためにはならないかもしれませんが、楽しんでいただければと思います。よろしくお願いします。

(会場拍手)

桶田:
ありがとうございます。今ご紹介いただきましたように、今日の主題は「月刊Newtypeと私のFSS」ということです。ufotableの近藤さんにお会いしたときに「桶田さん、司会やってね」と無茶振りがありまして。

井上:
私も今回、マチ★アソビが本当に久しぶりに開催されるということで来ることにしたら、あれよあれよとトークショーがセッティングされてびっくりしました(笑)

桶田:
ニュータイプとFSSは、ここにいらっしゃる方であればこれもそれぞれ紹介不要だと思いますけれど、最初に簡単にどういうものかという説明をお願いしてもいいですか。

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in 取材,   映画,   マンガ,   アニメ,   無料メンバー, Posted by logc_nt

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