「スパイダーバース」にトム・ホランドのスパイダーマンをアニメ化して送り込む試み
アニメ映画「スパイダーマン:スパイダーバース」は、その副題の通り、いろいろな別次元のスパイダーマンが登場する作品です。一方、映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」もマルチバースが題材で、トム・ホランド演じるスパイダーマンのほかに、別シリーズのトビー・マグワイア演じるスパイダーマン、アンドリュー・ガーフィールド演じるスパイダーマンが登場しました。しかし、「スパイダーバース」にトム・ホランドは出てこなかったということで、映像制作スタジオ・Corridor Crewがトム・ホランドを「スパイダーバース」に送り込む映像を自ら制作し、YouTubeで公開しています。
We Put TOM HOLLAND into the SPIDERVERSE - YouTube
映像はCorridor Crewがいかにして映像を制作したかというメイキングと、実際に作り上げた内容で構成されています。どんな映像ができたかを見たい人は動画の20分過ぎのところから再生してください。
「スパイダーマン:スパイダーバース」をいたく気に入ったというCorridor Crewのメンバー、ディーン氏。
「もっといろんな話が見てみたい」というディーン氏ですが、長い時間をかけて多くのスタッフが作った作品をまねるのは容易なことではありません。しかし、画像生成AI「Stable Diffusion」がこの課題を解決してくれました。
アニメイラスト風に変換されたディーン氏。ドラマ「ウィッチャー」をスタジオジブリ風に変換した人がいたように、映画はコマをつなぎ合わせて創られているので、1コマ1コマ「Stable Diffusion」で「スパイダーバース」風味の絵にすれば、「スパイダーバース」の新規映像的なものが作り出せるというわけです。
ただし、細かい動きまで実現するために、さらに動きのデータを追加。
ディーン氏も率先して表情を作ります。
さらに、元の作品にないシーンを作るために、自らスパイダーマンのスーツを着用して「新作シーン」も撮影。
ディーン氏の姿を撮影した映像を、トム・ホランド風の姿に変換します。
そして完成した映像は、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でドクター・ストレンジがマルチバースをつなげてしまったところからスタート。
トム・ホランド演じるスパイダーマン(ピーター・パーカー)が送り込まれたのは、「スパイダーバース」のマイルス・モラレスのいる世界。
さらに、他の次元から「ピーター2」ことアンドリュー・ガーフィールド演じるピーター・パーカーが登場。
トビー・マグワイアも現れました。まるで「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のよう。
しかし、それだけにとどまらず、さらなるスパイダーマンが続々と登場。
驚くトム・ホランドの前に、どんどん現れるマルチバースのスパイダーマン。
EARTH-51778からは東映制作の特撮ドラマ「スパイダーマン」の山城拓也までやってきました。1人だけ追加のエフェクトが出ています。
スパイダーマンだらけ。
「スパイダーマン:エブリワンズ・ホーム」とタイトル表示。
成果を見て、Corridor Crewのメンバーは大喜びでした。
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You can read the machine translated English article An attempt to animate and send Tom Holla….