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イーロン・マスクによるTwitter従業員のレイオフで日本・インド・アイルランドなどで大量の従業員が解雇される


Twitterを買収したイーロン・マスク氏は、収益改善策のひとつとして従業員のレイオフを実施しています。これにより日本でもTwitterの従業員が半数近く解雇されたと報じられており、レイオフの影響は各国に波及しています。インドでもTwitter従業員の90%が解雇されることとなっており、これに対して同国の鉄道、通信、電子、情報技術担当大臣を務めるアシュウィニ・ヴァイシュナウ氏が公の場で非難の声をあげています。

Twitter Job Cut: Elon Musk Fires More Than 90% of India Staff - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-11-07/twitter-fires-more-than-90-of-india-staff-leaving-just-a-dozen

We condemn the decision, says Ashwini Vaishnaw on Twitter firings | Business Standard News
https://www.business-standard.com/article/current-affairs/we-condemn-the-decision-says-ashwini-vaishnaw-on-twitter-firings-122110601028_1.html

Twitter to enter 30-day consultation period with Irish staff affected by lay-offs – The Irish Times
https://www.irishtimes.com/technology/big-tech/2022/11/07/twitter-to-enter-consultations-with-irish-staff-affected-by-lay-offs/

インドメディアであるBusiness Standard Newsの報道によると、インドでは230人の従業員がTwitterで働いていたそうですが、そのうち180人近くが解雇されたそうです。解雇されたのはコンテンツのキュレーション・販売・コミュニケーション・マーケティングなどに携わる従業員とされています。一方で、Bloombergはインドでのレイオフにより、同国のTwitterで働く従業員はわずか12人になってしまい、プロダクト&エンジニアリング部門の70%も解雇されたと報じています。


インドで起きたTwitterによるレイオフについて尋ねられたヴァイシュナウ大臣は、「Twitterがインドで従業員を解雇したやり方を非難します。彼らは従業員に移行のための公正な時間を与えるべきでした」と非難しています。

インドのTwitterで働いていたというマニッシュ・マヘシュワリ氏は、「悲しいことに際立っているのは、Twitterが従業員を解雇する際に取った非人道的な方法です。対面での会話なしで、メールを送るのみという一方的なやり方でTwitterは解雇を通知しました。オンライン上での人と人との会話を保存する最大のプラットフォームであると自負するTwitterとしては、かなり皮肉なやり方ですね」とツイート。

What sadly stands out is the inhuman way in which employees at Twitter were let go. Simply by an email on Friday without any human conversation! Pretty ironic for a platform that prides itself in being the largest collection of human conversation online. ???? #TwitterLayoffs

— Manish Maheshwari (@manishm)


さらに、アイルランドメディアのThe Irish Timesが、アイルランドのTwitterで働いていたレイオフの影響を受ける従業員が、同社と「30日間の協議期間」に入ると報じています。アイルランドでは約500人が働いていて、解雇通知を受けたのは約半数。協議期間中、従業員のオフィスへの出入りは禁止されますが、給料は支払われるとのこと。

アイルランドのTwitterで働いていたという従業員は、「機密情報とユーザーデータのセキュリティを保護するためにオフィスが閉鎖され、ITシステムへのアクセスも遮断されてしまった」と語っています。The Irish Timesに情報提供した人物は、レイオフ対象となる仕事は「無差別かつ無作為に」選択されており、社内ではこのプロセスが「殺戮(りく)」と呼ばれていると語りました。

なお、アイルランドの企業・貿易・雇用大臣であるレオ・バラッカー氏が、Twitterのレイオフが法的要件を満たしていない可能性を示唆したところ、Twitterの広報担当者はレイオフ計画について「バラッカー大臣に通知する」と述べ、法を順守する姿勢を示しています。

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in ネットサービス, Posted by logu_ii

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