Twitter創業者ジャック・ドーシーが大量解雇の中で「成長を急ぎすぎた」と謝罪、従業員数は9年間で2000人から7500人に急増していた
by Mark Warner
Twitterを買収してCEOに就任したイーロン・マスク氏は、認証済みバッジの有料化や従業員の大量解雇など、抜本的な改革を進めています。そんな中、Twitter創業者のジャック・ドーシー氏が「Twitterの成長を急ぎすぎた」として謝罪ツイートを投稿したことが話題となっています。
Twitter co-founder Jack Dorsey speaks out after mass layoffs
https://www.cnbc.com/2022/11/05/twitter-co-founder-jack-dorsey-speaks-out-after-mass-layoffs.html
マスク氏はTwitterの買収以前から従業員の大幅な削減計画について言及しており、買収完了後の2022年11月4日には世界中の従業員の解雇を開始しました。その翌日にドーシー氏が投稿したツイートが以下。ドーシー氏は「私は、多くの人が私に腹を立てていることに気付いています。皆が置かれている状況の責任は私にあります。私は、会社の規模拡大を急ぎすぎました。申し訳ありません」と述べ、Twitterでの大量解雇の原因が自身の成長戦略にあることを認めています。
Folks at Twitter past and present are strong and resilient. They will always find a way no matter how difficult the moment. I realize many are angry with me. I own the responsibility for why everyone is in this situation: I grew the company size too quickly. I apologize for that.
— jack (@jack) November 5, 2022
上記のツイートに続けてドーシー氏は「これまでTwitterで働いてきたすべての人々に感謝し、愛しています」と投稿し、Twitter従業員や元従業員に対して感謝の意を示しました。
I am grateful for, and love, everyone who has ever worked on Twitter. I don't expect that to be mutual in this moment...or ever…and I understand. ????
— jack (@jack) November 5, 2022
海外メディアのCNBCによると、Twitterには2013年6月30日の時点で約2000人の従業員がいたとのこと。その後、2021年末には従業員の数が約7500人にまで増加していたことが報告されています。マスク氏は2022年11月5日に「Twitterは1日当たり400万ドル(約5億9000万円)の損失を出しているため、人員削減に関しては選択の余地がありません」と述べています。また、マスク氏は「解雇された全員に対して、法的要求より50%多い3カ月分の退職金が提示されました」と述べ、解雇が法律に準ずるものであることをアピールしています。
Regarding Twitter’s reduction in force, unfortunately there is no choice when the company is losing over $4M/day.
— Elon Musk (@elonmusk) November 4, 2022
Everyone exited was offered 3 months of severance, which is 50% more than legally required.
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