PlayStation 5の累計販売台数が2000万台に到達

2020年11月に発売されたソニーの次世代ゲーム機「PlayStation 5(PS5)」の累計販売台数が、ついに2000万台に到達したことが明らかになりました。

PS5 Has Passed 20 Million Units Sold, and Sony Says It Will Ramp Up Production This Year - IGN
https://www.ign.com/articles/ps5-passed-20-million-units-sold-sony-ramp-up-production

Sony has sold 20 million PlayStation 5 consoles | VentureBeat
https://venturebeat.com/2022/06/03/sony-has-sold-20-million-playstation-5-consoles/

GamesIndustry.bizの報道により、PS5の累計販売台数が2000万台を突破したことが明らかになりました。PS5の開発・製造・販売を行うソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)でグローバルセールスおよびビジネスオペレーションの責任者を務めるベロニカ・ロジャース氏も、この報道を認めています。

ロジャース氏は「PS5の発売以来、我々のチームは世界中で勝利を収めた真の次世代ゲーム機を提供するべくたゆまぬ努力を重ねてきました。今回はファンのサポートに感謝したいと思います。PlayStationブランドに対するファンの情熱が我々を駆り立てるものです。新しいテクノロジーを革新し、ゲームの未来を設計し、プレイするのに最適な場所を作り続けるために我々を刺激するものは何でしょう」と語っています。

ゲーム業界のアナリストとして活躍するDaniel Ahmad氏によると、PS4が累計販売2000万台を達成したのは発売から15カ月と14日(471日)であったのに対して、PS5は18カ月と22日(568日)かかりました。ただし、Ahmad氏は「累計販売台数1000万台を先に達成したのはPS5でした。その後、販売台数の伸びが遅れているのは、半導体の供給不足によるところです」とも記しており、新型コロナウイルスのパンデミックによる半導体の供給不足がなければより早く累計販売台数2000万台を達成していただろうとしています。

なお、ソニーは投資家向けのビジネスブリーフィングの中で、PS5のエンゲージメント率・月間アクティブユーザー数・月間ゲームプレイ時間のどれもPS4の数値(PS5と同じ発売から1年5カ月後の時点と2022年3月時点の両方で)よりも高いことを強調しています。

また、SIEのジム・ライアン社長はグランツーリスモ7、Returnal、Horizon Forbidden Westといったファーストパーティによるゲームタイトルが「これまでで最高のエンゲージメント率」のカギとなったと述べています。

なお、累計販売台数2000万台という大台についに到達したPS5ですが、海外ゲームメディアのGTPlanetは「PS5にとっての真の試練となるのは2022年のホリデーシーズンでしょう。2022年と2023年は間違いなく興味をそそるタイトルであるバイオハザード RE:4やFINAL FANTASY XVIが登場しますが、PS5が記録的なスピードで累計販売台数1億台を突破したPS4に続けるか否かは不明です」と記しました。