ゴッホの「星月夜」をマインクラフトで再現した作品が圧巻
YouTuberのChrisDaCow氏が、ゴッホの代表作の1つとして知られる「星月夜」をマインクラフトで再現しました。60チャンク(1チャンク=幅16ブロック×長さ16ブロック×高さ256ブロック)以上という広大なフィールドを使い、制作には1カ月を要したそうです。
I Built Starry Night in Minecraft! - YouTube
この人物がChrisDaCow氏。マインクラフトで大規模な建築を行う様子をYouTubeにアップロードする活動を行っています。
ChrisDaCow氏がまず取り掛かったのは背景に見える山。色合いまで忠実に再現するために、適切なブロックをプログラムで導き出すという徹底ぶりです。
続いて作成したのは巨大な木のような構造物です。ここを基準点とし、周囲のブロックの作成が始まります。
星月夜の中には、町と山の間にいくつかの木が並んでいるのが分かります。ChrisDaCow氏が木の本数を数えたところ、92本だということが分かったそうで……
青色や緑色のブロックを使って92本の木を作成したとのこと。
続いてChrisDaCow氏は家の作成に移ります。家が何軒あるのかは絵を見るだけでは正確に分からなかったそうで、2次元の絵を3次元のマインクラフトに変換するに当たり、ある程度を想像で補うことになったとのこと。
次は絵の中で最も印象的な星空の作成です。
ChrisDaCow氏はインスピレーションを求めるために外に出るも街明かりで何も見ることができず。
そのため、ChrisDaCow氏は星月夜を室内に投影した展覧会に訪れたそうです。
これによりイメージができあがったChrisDaCow氏は星空の作成に取り掛かりました。
空中に浮かぶ光の渦や……
月などを作り上げていきます。
大方作り終えたところで、ChrisDaCow氏は「背景には実はもっと星があるのでは?」と考えたそう。そのためゴッホの公式サイトを訪れて確認したところ、ChrisDaCow氏は「星月夜はゴッホが昼間の記憶を頼りに夜の景色を描いたものだ」という記述を見つけます。これにより、絵の中に「太陽」の存在を意識するようになったChrisDaCow氏。最終的な仕上げに取り掛かりました。
最終的にできあがった作品はこんな感じです。
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