Twitterにジョークを投稿した医師がアラブ首長国連邦で逮捕される
Twitterでアラブ首長国連邦(UAE)の首長家に関するジョークをつぶやいたレバノン人の医師が、UAEで逮捕されたことが報じられています。
Lebanese doctor arrested for 'mocking Emirati surnames'
https://english.alaraby.co.uk/news/lebanese-doctor-arrested-mocking-emirati-surnames
UAEで逮捕されたことが報じられているのは、レバノンで婦人科の医師として働いているRichard Kharrat氏です。UAE当局はKharrat氏を逮捕した理由を明らかにしていませんが、海外メディアはKharrat氏が2020年10月にTwitterに投稿してジョークが原因であると報じています。
問題のツイートはUAEの首長家であるナヒヤーン家の名前を含んだジョークで、ナヒヤーン家への侮辱として捉えられかねない内容だったとのこと。他にもKharrat氏は「フーシ派がブルジュ・ハリファを爆撃しようとしています。私はこの情報を真実に変えたい」といった過激的な投稿を繰り返しており、これらの投稿が逮捕につながったと考えられています。
海外メディアのThe New Arabによると、UAEではSNSへの投稿が原因で逮捕される外国人が急増しているとのこと。例えば2019年にはイギリス人の女性が「元夫の新しい妻を『馬』と呼んだ」という理由で逮捕されています。
なお、世界中の刑務所関連情報をまとめる非営利組織・World Prison Briefは、2014年時点でUAEの受刑者のうち87.8%が外国人であると報告しています。
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