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Android 13搭載のPixelはWindows 11とChromebookへAndroidアプリを「ストリーミング」可能


Googleが発表した「Android 13」の開発者向けプレビュー版に、Pixelが他のデバイスと接続するために用いる2つの「クロスデバイスサービスアプリ」が含まれており、このアプリを利用することで、Pixelで実行しているAndroidアプリをChromebookやWindows 11搭載PCへストリーミングできることが実証されました。

Pixel to stream Android apps to Chromebook/PC, here's how - 9to5Google
https://9to5google.com/2022/02/14/exclusive-pixel-stream-android-apps-chromebook-pc-video/

This is one of the biggest features I've enabled!

Go check out our article if you want to learn more :) https://t.co/8Q2NeLvOFg

— Dylan Roussel (@evowizz)


これはニュースサイト・9to5Googleに記事を寄稿しているAndroid開発者のディラン・ルーセル氏が発見したものです。

Googleは2022年1月に開催された家電見本市・CES2022に合わせて、デバイス間連携の強化施策を多数発表しています。その中の1つが、ChromebookとAndroidスマートフォンとの連携機能「スマートフォンハブ」の強化で、2022年中に「ChromebookからAndroid端末のチャットアプリを操作する機能」を実装する予定であることが発表されました。

Googleがデバイス間連携の機能強化を多数発表、「Fast Pair」対象デバイスの拡大など - GIGAZINE


ルーセル氏は、2022年2月に発表された「Android 13」開発者向けプレビュー版の中に、デバイス連携と関係するとみられる「クロスデバイス」サービスアプリを2つ発見。調査を行い、これがAndroidアプリをChromebook、およびWindows 11搭載PCでアプリをライブストリーミングできるものであることを確認しました。

以下の動画は9to5Googleで公開された、ChromebookでTwitterアプリを「ストリーミング」している様子。


ルーセル氏らによると、この機能は単にAndroid端末の画面をミラーリングしているわけではなく、まったく別の仮想ディスプレイを生成してストリーミングしているものなので、スマートフォン側では一切の操作を妨げられることなく別の作業を続けることが可能です。

仮想ディスプレイの周辺部分にはストリーミングの停止やディスプレイサイズの変更などを行うボタンが配置されています。仮想ディスプレイなので、Pixelの画面を模した縦長画面だけではなく、タブレットのようなサイズにすることもできます。


なお、この「クロスデバイス・ストリーミング」機能は、LenovoのIdeaPad Duet Chromebookのようにかなりスペックを抑えた端末でも動作し、さらにはChrome OSではなくWindows 11の端末でも動いたとのこと。すでにかなり作り込まれていて、正式に公開されるのも近いという印象を受けるものだったそうです。

一方で、利用可能なAndroid OSは「Android 13」のみだとのことです。

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in ソフトウェア, Posted by logc_nt

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