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Twitterがツイートへの「反対票」ボタンの搭載を拡大へ


Twitterには記事作成時点ではツイートに対してポジティブな評価を投稿する「いいね」ボタンしか存在しませんが、反対のネガティブな評価を投稿するための「反対票」ボタンがひっそりとテストされており、このテストがより広範なユーザー向けに拡大されることが明らかになりました。

Latest Twitter tweak to test what happens when users downvote replies | Ars Technica
https://arstechnica.com/tech-policy/2022/02/latest-twitter-tweak-to-test-what-happens-when-users-downvote-replies/

Twitterが一部のユーザーの間でテスト中の機能である「Downvote(反対票)」ボタンは、ツイートに対するリプライにのみ登場するボタンで、「ツイートに関係がない」や「不適切なリプライ」と感じた際に押すボタンとなります。反対票がどの程度集まっているかはユーザーには表示されません。


なお、Twitterこの反対票ボタンについて「これは現在行っている研究のための単なるテストです」と言及しており、ネガティブな反応がTwitterにどのような影響を与えるかを調査していることがうかがえます。また、反対票ボタンによりリプライの順序を変更することはないとも記しており、いわゆるクソリプを見えずらい位置に追いやるための機能ではないとしています。

海外メディアのArs Technicaは「反対票ボタンは諸刃の剣です。これは会話とは無関係だったり虐待的だったりする有害なリプライにフラグを立てるのに役立つでしょうが、会話を抑圧することにもつながります」と指摘。


同じSNSのFacebookは「Dislike!(よくないね!ヤダネ!)」ボタンの実装をテストしたもののすぐに取りやめており、YouTubeは高評価ボタンと低評価ボタンを長らく一緒に表示していましたが、低評価が何件付いているかを非表示にしたところむやみに低評価を押すユーザーの数が減少したことが実験から明らかになったため、低評価件数を表示しないようになりました。

Facebookが「Dislike!(よくないね!ヤダネ!)」ボタンの実装をテスト中 - GIGAZINE

by zeevveez

なお、Facebookは「Dislike!(よくないね!ヤダネ!)」ボタンのようなネガティブ意思を示すためのボタンではなく、絵文字のリアクションを投稿する機能を実装。当初、この絵文字リアクションはランキングアルゴリズムにおいて「いいね」の最大5倍の重みづけがされていたのですが、有害コンテンツに対する怒りの反応があまりにも頻繁に出現するようになったということで、最終的にFacebookは絵文字リアクションの重みをゼロにしています。

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in ネットサービス, Posted by logu_ii

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