新型コロナによる「PCやマスクなどの購買意欲の変化」を一目で確認可能なグラフが公開中、アメリカではBBQの人気が高まる
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に伴って、リモートワーク需要や巣ごもり需要でPC関連商品の売上が激増したことや、マスクや体温計などの需要が増したことが報じられています。そんな中、データ可視化の専門家であるアルベルト・カイロ氏が「パンデミック前後における多様な商品に対する購買欲の変化」を示すグラフ集「The New Normal」を公開していたので、特徴的なグラフをまとめてみました。
The New Normal
https://thenewnormal.is/
カイロ氏が公開したThe New Normalでは、任意のワードがGoogleで検索された回数を調べられる「Googleトレンド」を用いて「アメリカにおけるパンデミック前後(2019年1月1日~2021年12月31日)の多様なカテゴリの製品に対する購買意欲の変化」を調査し、その結果をグラフ化したものが閲覧可能です。各製品は購買意欲の変化に基づいて「New Normal:2020年に購買意欲が変化し、2021年にもそれを維持」「Unusual:他の年と比べて2020年の値のみ異なる」「Normal:2019年~2021年で購買意欲が一定」という3種類に分類されています。
例えば、パンデミックに伴って売上が増加したノートPC(LAPTOPS)の購買意欲の移り変わりを確認すると、2020年4月ごろに購買意欲が急上昇し、2021年には2019年と同じくらいの水準に戻っていることが分かります。
ノートPCの購買意欲は2021年に元通りになっていましたが、オンライン会議やゲームなどで利用されるヘッドセット(HEADSETS)の購買意欲は2021年になっても高いままで、New Normalに分類されました。
また、PC周辺機器(COMPUTER ACCESSORIES)もヘッドセットと同様にNew Normalとなっています。
日本でも買い占め騒動が起きたトイレットペーパー(TOILET PAPER)の購買意欲推移はこんな感じ。アメリカでも2020年4月頃にトイレットペーパーへの注目が激増したようです。
需要が大きく変化した製品の中には、バーベキューグリル(OUTDOORS GRILLS)のように一見パンデミックと直接関係ないように思えるものもあります。バーベキューグリルの購買意欲は2020年の夏頃に2019年を上回る高まりを記録し、2021年の夏には2020年をさらに上回ったことからNew Normalに分類されています。
同じアウトドア製品でもテント(TENTS)の購買意欲はパンデミックの影響を受けていませんでした。
The New Normalでは、他にも多くの製品の購買意欲推移を確認可能。興味を持ったら、実際にアクセスしてみるのがオススメです。
・関連記事
マーケティングや広告担当者が注目するニュース記事トップ20位まとめ - GIGAZINE
新型コロナウイルスの風評被害で「コロナビール」販売会社が2カ月で310億円の売上減、ただし関連検索のトレンドは爆増 - GIGAZINE
スマホゲームのダウンロード数はコロナ以前から30%増加し課金額は40%増えた - GIGAZINE
新型コロナウイルスの感染拡大でSteamの同時接続者数が連日記録更新 - GIGAZINE
・関連コンテンツ