マインクラフトをKubernetes互換の管理ツールにしてしまった人物が出現
YouTube史上初めて「総視聴回数1兆回」を達成したゲームとして記録されるなど世界的に人気を博しているゲーム「マインクラフト」を、コンテナオーケストレーションシステムの「Kubernetes」の管理ツールとして利用できるようにした人物が登場しました。
Minecraft as a k8s admin tool. KubeCraftAdmin : The adventurer’s admin… | by Eric Jadi | Medium
https://eric-jadi.medium.com/minecraft-as-a-k8s-admin-tool-cf16f890de42
マインクラフトをKubernetesの管理ツール「KuberCraftAdmin」として仕上げたのはプログラマーのエリック・ジャディ氏。ジャディ氏は管理ツールが動作している様子を以下の動画で公開しています。
KubeCraftAdmin v0.01 - YouTube
ジャディ氏が降り立ったのは管理ツール用に整地されたマインクラフトの世界。
コマンドを使用してKubernetesサーバーにログインすると……
KuberCraftAdminのスプラッシュ画面が表示されます。
中央に置かれたビーコンを踏んでクラスターとのリンクをアクティブにすると……
囲いの中に動物がスポーンします。
動物はそれぞれ、豚がPod、牛がReplicaSet、鷄がServices、馬がDeploymentsに対応しています。
ここで、ジャディ氏はPodが1つの状態を作り……
複製数を4に指定するコマンドを使用。
すると、Podが3つ追加されたことが豚の増加により視覚的に確認できます。
続いてジャディ氏はリソース監視コマンドを使用。これでPodが1つの状態が監視されます。
続いて、ジャディ氏はマインクラフト上で豚を倒して監視対象のPodを強制的に削除してしまいました。
すると、Kubernetesのステータス(STATUS)が「Runninng(実行中)」から「Terminating(終了)」に変化しました。
最後は逆にKubernetes上で削除コマンドを入力。
すると、マインクラフト上から次々と動物が消えてしまいました。
なお、KuberCraftAdminのソースコードはGitHubで公開されています。
GitHub - erjadi/kubecraftadmin
https://github.com/erjadi/kubecraftadmin
・関連記事
時速30kmで人を乗せて爆走するマインクラフトのブタを自作する方法 - GIGAZINE
マインクラフトで記憶装置搭載ワープロを2年かけて作成した猛者が登場 - GIGAZINE
Minecraftで実際に動作する1KBの記憶装置を作成した強者が登場 - GIGAZINE
マインクラフトで1HzのCPUを作り上げた猛者が登場、テトリスや関数のグラフ化も可能 - GIGAZINE
・関連コンテンツ