Microsoftが削除したOfficeビューワーや旧版DirectXなど多数のアプリを網羅した有志サイト「Legacy Update」

MicrosoftのダウンロードセンターではWindows用の各種アプリをダウンロード可能ですが、古いOS向けのサポート切れアプリはすでにダウンロード不可能となっています。有志サイトのLegacy Updateが管理している「Microsoft Download Center Archive」には、Windows XPなどの旧版OS向けのアプリが多数アーカイブされています。
Microsoft Download Center Archive - Legacy Update
https://legacyupdate.net/download-center/
Microsoft Download Center Archiveにアクセスすると、ダウンロード可能なアプリの一覧が表示されます。便利機能を詰め合わせアプリ「PowerToys」のWindows XP版や、Officeアプリで作成したファイルをOffice未インストール環境で閲覧可能にする「Office Viewers」、各種アプリの実行に必要となる「.Net Framework」の旧バージョンなどが並んでいます。

PowerToysのページにはファイル同期アプリの「SyncToy」やRAW画像のサムネイルをエクスプローラーで表示可能にする「RAW Image Thumbnailer and Viewer」がラインナップされています。

他にも、古いWindows向けのヘルプファイルやDirectXランタイムなどもアーカイブされています。

XPSファイルの生成と読み込みを可能にする「XPS Essentials Pack」の詳細ページが以下。アプリの説明のほか、ダウンロード可能なデータの出どころも記載されています。XPS Essentials Packの場合はすでにMicrosoftの公式ページからは削除されており、Internet ArchiveのWayback Machineに保存されているデータを掲載していることが分かります。なお、サポート切れのアプリやOSの使用は完全に自己責任です。

Microsoft Download Center Archiveには、Microsoftの公式ページからまだダウンロード可能なアプリも掲載されています。例えば、「Media Feature Pack for N and KN versions of Windows 10」はMedia Playeのプリインストールされていない「Windows 10 N」と「Windows 10 KN」向けにMedia Playeを追加するためのアプリで、まだMicrosoft公式サイトにもダウンロードページが残っています。

Legacy Updateはサポートの終了したWindows XPやWindows 7といったOSでWindows Updateを使用可能にするツールも配布しています。また、Legacy Updateの管理人であるAdam Demasi氏はGitHub SponsorsやPatreonで寄付を受け付けています。

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in ソフトウェア, Posted by log1o_hf
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