協力型のポーカーで緊張感のある空気読みが楽しめる「ギャングポーカー」レビュー、他人の行動から手役の強さを読みあってランキングのピタリ正解を狙え

2枚の手札と場に置かれたカードで作れる役で競い合うテキサスホールデムスタイルのポーカーは近年アミューズメント店舗やスマートフォン向けのアプリの増加もあって、日本でも人気が高くなっています。そんなテキサスホールデムスタイルのポーカーを協力型で楽しめる「ギャングポーカー」の完全日本語版が2025年5月30日にジーピーから登場。GIGAZINE春のプレゼント企画に景品として提供してもらったので、実際に遊んでみました。
ギャングポーカー
https://www.gp-inc.jp/cardgame_gangpoker.html
ギャングポーカーの化粧箱はカジノを思わせる箔(はく)押しの派手なデザインで、チップやカード、金庫の扉が描かれています。

対象年齢は10歳以上、プレイ人数は3~6人、プレイ時間は20分を想定。今回は編集部員5人で遊びます。

内容物は、まずルール説明書。なお、基本的なルール説明書はジーピーが公式で(PDFファイル)配布しているので、複数人で遊ぶ場合は事前に共有するのもアリです。

カードは52枚のトランプ、3枚の金庫カード、3枚の警報カード、10枚のスペシャリストカード、10枚のチャレンジカード。

プレイヤーのハンドアウトとなる「遊び方」カードと「役一覧と強さ」カード。ポーカーでは役の強さが重要なので、役一覧と強さカードがあればポーカー初心者でも困ることはありません。

チップは白色・黄色・オレンジ色・赤色の4種類×6枚の計24枚。チップには1~6個の星が描かれています。

まず金庫カードと警報カードを裏向けて並べます。

そして、チップを白・黄・オレンジ・赤の順番になるように並べます。各色のチップの枚数はプレイ人数分。今回は5人プレイなので、星1つから星5つまでのチップ4色分を以下のように並べました。

「遊び方」カードと「役一覧と強さ」カードを各プレイヤーに1枚ずつ配布します。

そして、トランプ52枚をシャッフルし、各プレイヤーにホールカード(手札)を2枚ずつ配ります。

通常のポーカーではディーラー(親)がカードを配布し、さらに役を作るためのコミュニティカードを最大5枚まで開示します。ディーラーがコミュニティカードをめくるたびに、プレイヤーは「勝負に出よう」「厳しいから降りよう」など判断し、コールやベット、あるいはフォールドを行います。
しかし、この「ギャングポーカー」は協力型。「相手の手札を見て勝負の判断を行うのではなく、自分を含めたプレイヤー全員で手役の強弱を正しくランク付けする」というのが目的になります。
ギャングポーカーの1チャレンジは、4回のラウンドで構成されています。第1ラウンドでは白のチップを中央に用意します

チップには星1つから星5つまで描かれており、自分が作れそうな役が強いと思う人ほど星の数が多いチップを取ります。最初のホールカードを見てかなり強い役が期待できる人は自信満々に星4つや星5つのチップを取り、期待が薄い手札であれば星1つのチップを取ることになります。

このチップは中央からではなく、他人が取ったものを取ってもOK。例えば、「スペードの4とK」という手札を引いたプレイヤーは高めでKのカード、さらにフラッシュの可能性もあるため、かなり有利だと判断。しかし、星5を取るほど強いわけじゃないなと考えて、星4のチップを他のプレイヤーから取りました。もちろん自分の役を相手に伝えるのはアウト。そのため、どのプレイヤーがどの星のチップを、どれくらいのスピードと悩み方で選んだのかをじっくり見る必要があります。

全員がチップを1枚獲得したら、次のラウンドに進みます。ラウンド2は黄色のチップを使います。

同時に、コミュニティカードが3枚めくられました。

ペアはできませんでしたが、まだフラッシュとストレートの可能性はありうるということで、星3つのチップを選択。

ラウンド3はオレンジ色のチップ。

コミュニティカードがさらに1枚開示されます。

ホールカードとコミュニティカードでK・Q・J・Aができているので、これはストレートが狙える展開。しかしコミュニティカードはあと1枚で、フラッシュの可能性もなくなっているのでこれはあまり期待ができないかも。ということでやはり星3つのチップを狙います。

ラウンド4は赤色のチップ。この赤色のチップの順番と実際の役の強弱が一致しているかどうかが重要。ここまでの駆け引きや相手の反応を見て、しっかり考えて選ぶ必要があります。

そして、5枚目のコミュニティカードが開示されます。狙っていたストレートはできなかったものの、Kのワンペアは完成。

しかし、ホールカードに10があればストレートが完成するので、Kのワンペアよりも強いプレイヤーがいても全くおかしくない状況。星4と星5がすっとなくなったので、「ストレートが複数いるのでは?」と予想し、弱気の星2チップを獲得。

全員がチップを獲得したので、星1から順番にホールカードを開示し、役を確定させます。星1つのチップのプレイヤーは、Jのワンペア。

星2つのチップのプレイヤーはKのワンペア。

星3つのプレイヤーは、なんとペア不成立のハイカード。というわけで、この時点で今回のチャレンジは失敗となります。「なぜハイカードで星3つを取るという強気に出たのか?」と周りから突っ込まれまくりましたが、そもそもこのプレイヤーはテキサスホールデムスタイルのポーカーをほぼ初めてプレイしたということで、不慣れな部分が出てしまった模様。

星4のプレイヤーはKのワンペア。ただしもう片方のカードが7なので、星2つのプレイヤーよりは強かったので、ここは正解。

そして星5つのプレイヤーはQのワンペア。いわく、「星5ではなく星4をさっと持っていったということ、そしてこれまでの経緯を踏まえると、実はストレートがおらず、高くてもワンペアじゃないかと踏んでいた」とのこと。チップを取ったり選んだりする空気で相手の役や自信のほどをうかがい知るしかないので、かなり難度が高いといえます。

チャレンジに失敗すると、警報カードをめくります。そして、もう一度トランプをシャッフルしてホールカードを配布し直し、再チャレンジ。

金庫カード・警報カードは、チャレンジの成功・失敗を示すメーターになっているというわけ。3枚ずつある金庫カードと警報カードのどちらかがすべてめくられると、ゲーム終了となります。

そんな感じでチャレンジを繰り返していきますが、「ポーカーで自分の役にどれだけ自信を持つのか」というラインは人それぞれで、他人のラインがどこら辺なのかを探り合う必要があり、初回はなかなかチャレンジに成功できません。

ということで、成功を示す金庫カードは1枚もめくられないまま、3枚の警報カードがめくられてしまい、ゲームは終了。プレイヤーの敗北となります。チャレンジ1回はだいたい5分ほどなので、1ゲームは長くても25分ほどになります。

ここまでプレイしたのは初級者向けルール。「ギャングポーカー」には、スペシャリストカードやチャレンジカードを使った中級者向けルールや上級者向けルールが存在します。

中級者向けルールでは、スペシャリストカードとチャレンジカードの山札を場に置きます。

1回目のチャレンジに失敗。

すると、スペシャリストカードを上から1枚引きます。このスペシャリストカードは特別な効果を持つカードで、次のラウンドで使うことができます。今回引いた「情報屋」は、1人のプレイヤーが任意のプレイヤー1人に自分のホールカードのうち1枚を見せることができるというもの。もちろん1回使ったら終わりなので、「誰がいつ使うか」がめちゃくちゃ重要。

最終ラウンドで星2つのチップを取り合っていたプレイヤーが、この「情報屋」のカードを使用。

何も言わず、相手にだけ自分のカードのうち1枚を見せました。すると、相手は「え!なるほど……」とつぶやき、チップの取り合いが終了。

その結果、見事チャレンジに成功したので、初めて金庫カードをめくることができました。

ただし、金庫カードをめくると今度はチャレンジカードをめくる必要があります。スペシャリストカードが強力なお助けカードであるのに対し、チャレンジカードはプレイヤーのチャレンジ難度を上げるような制限を加えてくるカード内容になっています。

しかし、2度目のゲームでなんとなく他プレイヤーの性格や価値観が見えてきたのに加えて、スペシャリストカードの助けもあって、なんとか金庫カードを3枚めくることに成功し、ゲームに勝利しました。

通常のポーカーは「自分の手役が相手よりも強いか弱いかを読んで、勝てないと思ったらフォールド(降り)して、勝てると思ったらコールかベットする」という流れ。ベットの額が心理戦に大きく影響するほか、時にはブラフを仕掛ける必要があったり、「フォールドしてしまったらゲームに参加できない」という問題もあったりして、初心者には少し難しい部分があります。
ギャングポーカーは相手の手役に勝つことが目的ではなく、相手の手役との強弱を考えるところがポイント。「自分のホールカードとコミュニティカードで役ができるかも」というドキドキ感が重要で、ベット額による心理的重圧からは解放され、他プレイヤーの動き、確率と戦略を考える内容になっています。「協力型」というのも面白いポイントで、ポーカーの強さを相手の目線やチップに対する反応で共有することが重要になり、ラウンド4終了後の反省会が大いに盛り上がります。
もちろんテキサスホールデムスタイルのポーカーに慣れ親しんでいるかどうかがプレイを大きく左右するといえますが、逆に通常のポーカーをプレイする前に、テキサスホールデムスタイルのポーカーとはどういうものなのかに触れることができるゲームだと感じました。役の強さや組み合わせ方を自然に学べるので、ポーカーを知らない初心者でも遊びながらどういうゲームなのかを覚えることができます。
ギャングポーカーは税込2700円で、Amazon.co.jpなら記事作成時点で税込1845円で購入可能です。
ジーピー ギャングポーカー 完全日本語版

また、ギャングポーカーは以下のGIGAZINE春のプレゼント企画でも2名に当たります。応募は以下の記事から可能です。
GIGAZINE春のプレゼント大放出企画「アンケートに答えて全部持っていってください!」 - GIGAZINE

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in レビュー, ゲーム, Posted by log1i_yk
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