朱肉で世界の美しさを表現した「わたしのいろ-きせつのうつろい-」でハンコを押すと何がどうなるのか使ってみた
春の訪れ、紫陽花や青葉を弾く雨粒、澄んだ清流と涼やかな風、紅葉の壮大なグラデーション、息をのむような雪景色……といった季節の移り変わりを朱肉で表現した「わたしのいろ-きせつのうつろい-」が2021年12月1日から登場しています。1つの朱肉に複数色が混ざりあうことで季節を表現しているとのことなので、実際にはんこやスタンプで使うとどんな感じになるのか、年賀状やクリスマスカードを作成して確かめてみました。
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これが「わたしのいろ-きせつのうつろい-」5種類のパッケージ。
箱の中から朱肉ケースを取り出してみました。
フタを開けるとこんな感じで、1つの朱肉に3~4色が混在しています。
ケースのサイズは直径約6.5cm、朱肉部分は5.2cmほどでした。
朱肉を見ただけだと濃い色合いに見えますが、実際に押してみるとどんなカラーリングなのか、まずは朱肉そのものを紙に押して確かめてみます。以下は、春の訪れを告げ、柔らかに輝く「うららか」
梅雨の季節、恵の雨降る世界を表現した「あまおと」
青い空や木々の緑にも繊細な濃淡があることを教えてくれる、夏の爽やかさを朱肉で表現した「すずかぜ」
秋にそれぞれの葉が、それぞれの早さで色づいていく壮大なグラデーションを表現する「いろづき」
息をのむような雪景色、白銀と混ざり合う青の濃淡という幻想的な風景を表現した「ぎんせかい」
左から「うららか」「あまおと」「すずかぜ」「いろづき」「ぎんせかい」で「済」はんこを押したところ。直径1.5cmほどのはんこですが、さまざまな色が混ざりあい、並べると確かに季節のうつろいが感じられます。
さらに少し大きめ、全長3.5cmほどのはんこを押してみました。それぞれの朱肉のどの色が多くなるかで、印象が変わっていくのもおもしろいところ。
印鑑の朱肉として使うとインパクトがあるのは確実なのですが、これからの季節、スタンプ台としてもクリスマスカードや年賀状作りに役立つのでは?ということで、いろいろなスタンプを押してみました。
例えば、2022年の干支である壬寅のスタンプで「いろづき」を使うとこんな感じ。朱肉のどの部分に押し付けるかによってニュアンスがかなり変わってきます。線でなく面の多いスタンプを使うと感じたのは、2021年6月10日に登場した朱肉「わたしのいろ-ときのながれ-」よりも各色が明確に分かれているというところ。また、色と色の間の「にじみ」が少ないようです。
1つの朱肉で複数色を使っているので、線の細いスタンプでも「うららか」はかなり華やか。
また、サイズの小さなはんこであれば、単色使いも可能です。赤色の入った「いろづき」は直径1.5cmほどのはんこであれば、通常の朱肉としても使えるので便利。
全長が5.2cm以上のスタンプは、一度でインクをつけることができないので……
複数回にわけてインクをつけます。
ということで、「うららか」と「いろづき」の2つを使って年賀状を作成してみました。どちらも暖色の「うららか」「いろづき」は赤色に重複がありそうですが、「桃色寄り」「茶色寄り」「オレンジ」など微妙に違います。緑色はかなり近いのですが、「うららか」の方がやや淡い印象で、2つの朱肉で合計8色の鮮やかな年賀状が完成しました。
また、消しゴムハンコでクリスマスカードも作成してみました。
こんな感じ。
オレンジや濃い紫、薄紫、くすんだ緑などが混ざった星は「あまおと」
水色、グレー、紺色という北欧っぽい色合いのツリーには「ぎんせかい」を使用しました。
また、微妙に異なる2つの青・深緑・くすんだ黄緑の4色のツリーは「すずかぜ」によるもの。
なお、「わたしのいろ-きせつのうつろい-」はいずれも税込2200円。公式サイトから購入可能ですが、記事作成時点では全色在庫切れで、2021年12月10日17時より再販開始予定となっています。
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