Appleのティム・クックCEOに直接メールしてApple IDの停止を解除してもらったという話
突如としてあずかり知らぬ理由によってApple IDを停止されたものの、ティム・クックCEOに直接メールを送信して停止措置を解除してもらったという体験談が公開されました。
Apple broke up with me ????
https://merecivilian.com/apple-broke-up-with-me/
Appleのティム・クックCEOにアカウント停止を解除してもらったという体験談を公開したのは、単なる民間人としての立場から身の回りの物事についてつづる個人ブログのMere Civilian。Mere Civilianによるとアカウント停止までの経緯は、クレジットカードを使ってApple IDへの入金を行うもエラーが出て入金できなかったため「数日おいてから試そう」と思っていたところ、その翌日に全Appleデバイス上で「Your Account Has Been Disabled in the App Store and iTunes(あなたのアカウントはApp StoreとiTunesで無効になっています)」と表示されたというもの。
Appleサポートに電話したところ、初回は「Apple メディアサービス利用規約に違反したためアカウントを停止しました」と、2回目は「アカウントの停止はバックエンドチームが決定しました」と告げられ、上級サポート担当者の権限ではアカウント停止の理由を確認できないと伝えられたそうです。しかし、10年も使い続けていたApple IDを諦められないという投稿者は、「新しいアカウントを作成してください」というサポート担当者の提言を無視してAppleで働く知り合いからクックCEOのメールアドレスを入手。クックCEOに直談判することにしたとのこと。
Mere Civilianはブログの名称通り「単なる一般人」とのことですが、クックCEO宛のメールで「何ら悪いことをしていないと確信しています」という旨を明確に記したところ、クックCEOのエグゼクティブチームのメンバーから「事件を調査します」という返信が到着。約2週間ほどでアカウントの停止が解除され、購入したデジタルアイテムやサブスクリプション、残高などが完全復活したそうです。
しかし、このエグゼクティブチームの担当者に尋ねても、「なぜアカウントを停止されたのか」はわからずじまいだったとのこと。Mere Civilianは18世紀のコモン・ロー研究家として名高いウィリアム・ブラックストンの「罪のない人が苦しむよりも罪を犯した人を10人逃がすほうが良い」という格言を挙げて、「このような経験は99%の人には決して起こりえません。問題はどのようにして自分自身が99%の側に属しているかどうかを知るのかということです」とコメントしました。
・関連記事
Apple Cardの設定ミスでApple IDが凍結される事態に - GIGAZINE
Appleユーザーの「Apple ID」がなぜか勝手にロックされてしまう事態が多発 - GIGAZINE
Apple IDが盗まれ無断で決済が行われた件でAppleが謝罪、盗まれた人の共通点とは? - GIGAZINE
・関連コンテンツ