人気ゲームが「AI動画コンテスト」を開催したところレビュー低評価爆撃を食らい謝罪

キュートな動物でわちゃわちゃ格闘するパーティアクションゲーム「Party Animals」はSteamで累計1万7000件以上の最高評価を獲得するなど人気を博していました。しかし、開発元のRecreate Gamesが「Party Animals」のキャラクターを元にしたAI生成動画のコンテストを告知したところ、多くのバッシングが集まりRecreate Gamesは謝罪した上でコンテストの開催についてユーザーの意見を募りました。
Hi everyone. We’d like to address the recent discussion around the AI video contest, and first of all, we’re sorry for upsetting players with this event. We’re also sorry that we didn’t communicate with everyone clearly enough before the event started.
— Party Animals (@party_animals) 2026年5月14日
Our original goal was to…
Party Animals gets review bombed after devs announce AI video contest
https://www.polygon.com/party-animals-ai-video-contest-review-bombing/
「Party Animals」はイヌやウサギなどのふわふわした生き物を動かして、格闘したりフィールドから落としあったりレースしたりするパーティゲームです。ファンシーな見た目からギャップのある泥臭い殴り合いやぐでっとしたキャラクターを動かすシュールな操作性から人気を博し、5万件以上のレビューの81%で好評を得ていました。

「Party Animals」開発元のRecreate Gamesは2026年5月13日に、「第1回AIビデオコンテスト」の開催を告知しました。応募作品はAIツールを使用することが要件と明記されており、「Party Animals」のキャラクターを使用したショートフィルムや、まだゲームに登場していない動物を登場させるといったアイデアを、AI生成ムービーによって形にすることを意図しています。開催期間は2026年5月14日から8月31日まで、優秀作品には総額7万5000ドル(約1190万円)の賞金が支払われると告知されていました。
Party Animals AI Video Contest is about to begin!
— Party Animals (@party_animals) 2026年5月13日
What wild ideas have you had for Party Animals? Join the "Golden Paw Awards" now — Party Animals 1st AI Video Contest!
A short film you've been dreaming of making, a story that breaks all the rules, a character tribute to your… pic.twitter.com/kWgY4zvQT0
しかし、「第1回AIビデオコンテスト」の告知ポストには、「7万5000ドルを配る資金があるなら生成AIを使う誰かではなくゲームを作成したアーティストに分配するべき」といった意見や、「今後決して購入しない」「ライブラリからアンインストールした」といった内容など、多くの批判が集まりました。
批判はSteamのレビューにも波及し、「このゲームは大好きだったが、AIに傾倒し始めたのでもう応援しない」「良いパーティーゲームが、アセットやコミュニティコンテストをAIのゴミに置き換えるほど落ちぶれるのは残念だ」など否定的なレビューが寄せられました。
以下は、Steamの製品ページから確認できるカスタマーレビューの好評/不評レビューの推移。「Party Animals」はリリース当初から好意的なレビューが多く、2026年4月以降は毎日好意的なレビューが10~20件程度、不評レビューが多くても5件未満となっていましたが、Recreate Gamesが「第1回AIビデオコンテスト」の開催を告知した2026年5月13日から不評レビューが1日に500件以上と急増しています。なお、Steamではこの期間の不評レビューは「製品満足度にほとんど関係がないと思われるレビュー」と判断されており、全体のレビュースコアから除外されています。

こうした批判を受け、Recreate Gamesは翌日の2026年5月14日に「何よりもまず、AIビデオコンテストの告知でプレイヤーの皆さんをがっかりさせてしまい、申し訳ありませんでした。イベント開始前に、皆さんと十分にコミュニケーションを取れなかったこともお詫び申し上げます」と謝罪を投稿しました。Recreate GamesはAIビデオコンテストの意図について「素晴らしいアイデアや脚本を持ったプレイヤーが、編集やモデリングなどのツールに慣れていないために表現ができないケースを目の当たりにしてきたため、AIによってより表現しやすくなることを期待していました。AIコンテンツをめぐる懸念はよく理解しています。AIはただのツールで、私たちはアイデアや表現、完成した作品そのものを大切にしています」と説明しました。
その上でRecreate Gamesはコンテストの実施について、「AIビデオコンテストを中止する」「非AIの創作コンテストに変更する」「AIカテゴリを維持し、別途手作業カテゴリを追加する」のいずれが望ましいかユーザーに問いかけました。
Xの投票機能で意見を募った結果、1万5701票が集まり、「AIビデオコンテストを中止する」が57.3%で多数となりました。
We’d like to leave the next step up to the community. Please vote on what we should do:
— Party Animals (@party_animals) 2026年5月14日
投票を募るポストには、「これだけ反発を受けながら告知を撤回するのではなくアンケートを実施するのが印象悪い」「一度失った信頼は取り戻せない」といった依然として批判する返信がある一方で、「AIビデオコンテストを批判してSteamの低評価レビューを投稿した人の大半はゲームのユーザーですらない」といった意見もあります。
AIビデオコンテストの投票が終了したのは2026年5月16日ですが、記事作成時点でRecreate Gamesは投票を受けた措置やAIビデオコンテストの続報について発表していません。
・関連記事
大手ゲーム企業でAI導入が加速もインディーゲーム界隈では「AIフリー」が新たな売り文句として広まっている - GIGAZINE
Steamで生成AIの使用を公表しているゲームは全体の7%に当たる7818本、2025年リリースのタイトルは最低でも約20%が生成AIを使用している - GIGAZINE
SteamがゲームにAIを利用しているか否かを示すAI開示ガイドラインを改訂しゲーム開発にAIツールを利用したことを開示する必要がなくなる - GIGAZINE
ソニーがゲーム制作におけるAIの使用について決算説明会で言及 - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in AI, ゲーム, Posted by log1e_dh
You can read the machine translated English article A popular game held an 'AI video contest….







