中国の闇市場でNVIDIA製GPUが枯渇しサーバー1台当たり1億6000万円に達する

中国ではNVIDIA製高性能GPUの輸入が禁止されています。しかし、中国にはAI開発・運用のために高性能GPUを必要とする企業や組織が大量に存在し、裏ルートを通じてNVIDIA製GPUが取引されています。そんな中国の裏市場においてNVIDIA製GPUが枯渇して価格が高騰していることが報じられています。
Exclusive: Prices of Nvidia's B300 server at $1 million in China on US curbs, sources say | Reuters
https://www.reuters.com/world/china/prices-nvidias-b300-server-1-million-china-us-curbs-sources-say-2026-04-30/
AI chip designer Cambricon vaults to China’s costliest stock after profits soar 185% | South China Morning Post
https://www.scmp.com/tech/article/3351894/revenue-jumps-chinas-cambricon-metax-amid-thirst-domestic-ai-chips
AIの開発および運用には高性能なGPUが必須です。中国ではDeepSeekやAlibabaやZ.aiなど数多くの企業がAIモデルの開発に取り組んでおり、高性能なGPUの需要が非常に大きくなっています。アメリカ政府はNVIDIAなどに対して一定以上の性能の半導体を中国に販売することを禁止していましたが、2026年1月には「条件を満たせば取引可能」という方針へと転換しました。
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しかしアメリカ政府が輸出を許可しても中国政府は輸入を許可しておらず、記事作成時点でもB300などのデータセンター向け高性能GPUの正式な輸出入は始まっていません。
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中国では第三国を経由してNVIDIA製高性能GPUが持ち込まれて取引されていました。しかし、ロイターが事情に詳しい4人の関係者から得た情報によると、2026年1月からGPUが枯渇し始め、価格が急上昇しているとのこと。2026年4月30日時点ではB300サーバーが1台当たり約700万元(約1億6000万円)で取引されているそうです。なお、NVIDIAはB300の正引きな取引価格を明らかにしていませんが、ロイターは「アメリカでは1台当たり約55万ドル(約8600万円)で取引されている」と指摘しています。つまり、中国ではNVIDIA製高性能GPUがアメリカの2倍の価格で取引されていることになります。
NVIDIA製GPUが入手困難となる中、中国に拠点を置く「Cambricon Technologie」や「MetaX」といったGPUメーカーが台頭し始めています。Cambricon Technologieの2026年第1四半期の利益は28億9000元(約640億円)で前年同期と比べて185%上昇しています。
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in ハードウェア, Posted by log1o_hf
You can read the machine translated English article NVIDIA GPUs are running out on the Chine….







