無料で動画ファイルをブラウザ上で簡単にアニメーションWebPに変換できる「Video2WebP」

ウェブサイトのトラフィック量を軽減するためにGoogleが開発している画像フォーマット「WebP」は、非可逆圧縮のJPEGや可逆圧縮のGIF、PNGへの置き換えが意図されており、APNGと同様にアニメーションに対応しています。WebP形式のアニメーションを使うべく、動画ファイルからアニメーションWebPへの変換をブラウザ上で行えるウェブアプリが「Video2WebP」を、実際に使ってみました。

Video2WebP
https://video2webp.mattj.io/

今回は焼き肉を焼く様子を撮影したMP4形式のムービーをアニメーションWebPに変換してみます。ムービーのファイルサイズは4.59MB、フレームサイズは560×420ピクセル、ビットレートは約1.5Mbps、フレームレートは29.97fpsです。

Video2WebPの「Select and convert」で「ファイルを選択」をクリックして、変換したいファイルを選択します。次にFPS(フレームレート)とQuality(品質)、Width(％)(フレームの圧縮比率)を選択し、「Convert」をクリックします。

すると、指定したファイルからWebPへの変換がブラウザ上で行われます。変換中の作業ログは「Status」の▼アイコンをクリックすると見ることが可能。なお、動画変換はffmpeg.wasmが使われています。

変換が完了すると、「Output」にアニメーションWebPが表示されるので、右クリックで保存します。

実際に変換できたアニメーションWebPは以下のサムネイルをクリックすると見ることができます。ファイルサイズは1.14MBなので、スマートフォンから閲覧していて通信量が気になる人は注意してください。

なお、Video2WebPはオープンソースで開発されており、GitHubでソースコードが公開されています。