Twitterがボットアカウントにラベル付けするテストを開始
自動でSNSを投稿するアカウントを「ボットアカウント」と呼びますが、Twitterが現地時間の2021年9月9日新たに、ボットアカウントへのラベル付けをテスト中だと明かしました。
About Automated account labels
https://help.twitter.com/en/using-twitter/automated-account-labels
Twitter is beginning to test labels for bot accounts - The Verge
https://www.theverge.com/2021/9/9/22665748/twitter-automated-account-bot-labels-tweets-test
Twitterの公式アカウントは「何がボットで、何がボットではないのか?私たちは #GoodBots(いいボット)と、彼らの自動化されたツイートの識別を、新しいラベルで容易にします」と投稿。
What's a bot and what's not? We're making it easier to identify #GoodBots and their automated Tweets with new labels.
— Twitter Support (@TwitterSupport) September 9, 2021
Starting today, we’re testing these labels to give you more context about who you're interacting with on Twitter. pic.twitter.com/gnN5jVU3pp
投稿された画像を見ると、アカウントのプロフィールのところに「Automated by @○○」と、ボットを運営するアカウントが示されることがわかります。
また、それぞれの投稿でも、ユーザー名とアカウント名の下に「Automated」の文字が表示されています。
FAQの中でTwitterは、「ユーザーがTwitter上で目にする自動化されたアカウントの中には、ワクチン予約や災害の早期警報システムを見つけるのに役立つボットが含まれます。これらが『自動化されている』と示すことは、ユーザーがアカウントと接触した時に、彼らの目的を理解しやすくします」と説明しました。ボットは誤情報やスパム配信などに使われることもありますが、新たにTwitterがラベル付けを行うのはスパムではなく「優良ボット」とのこと。ラベル付けにより、優良ボットとスパムボットの見分けもつきやすくなり、透明性が上がるとTwitterは述べました。
なお、ボットラベルは記事作成時点で招待制のテスト中であり、少数の開発者が利用している状態です。Twitterは全ての開発者が2021年末までに上記の機能を利用できる予定だと述べています。
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